恋愛かくれんぼ

恋愛かくれんぼ2005②

投稿日:2021年6月13日 更新日:

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【2005 February】

●T子──<ミューズはミューズを必要としてる>

Kさま(K君でもいい?)

近頃、不思議な感覚を体験中。

まるで仕組まれたように、諸々の事態が進展。

ある方角めざして突っ走っていくよう。

○○先生の仕事が一段落したので、

いよいよ○○書房の手伝いをする運びとなった。

誰の本になるか分からないけど、何本か書かせてもらう。

マンション購入で貯金使いきったので、もう少し稼がないとね。

☆☆

そのいっぽうで、自分の本を出す準備の段階となった。

私のベスト編集者が、その線で取り組んでる。

そそのかされて、あおられて、こちらも本気に。

この件は極秘よ。

○○書房にも、どこにも言っちゃダメよ。

☆☆

年内に1本、読み物を書こうと思う。

わかりやすい形でデビューしておき、来年から小説も出す、と。

得意分野は女性もの。

だけど私生活エッセイという発想はない。

村上龍の『すべての男は消耗品である』みたいに壮大な仮説をぶち立てて、骨太でインパクトの強い作品にしたいなあ。

どうすればいい?

答えはひとつ。

ぶっちぎり面白い原稿を書くことよね。

でもその前に…

テーマとタイトルで8割決まる。

まずここから編集者とブレストしまくる。

あなたも知恵を貸して。

私に書けそうなこと思いついたら何でも言って。

アイデア、ひらめき、勘、直感、すべてオーケー。

骨太でインパクトの強いコンセプトをつくるに当たり、男性の視点は絶対はずせないのよね。

●K君──T子さん、あなたはミューズ。

オイラは、道祖神くらいだな。

そのフェメール編集者だな、ミューズは。

「おめでとう」とりあえず。

本人デビュー達成の暁には、「おめでとう」を百回くらい言ってあげるぞ。

誰も、ほかの「作家」という人が書いたことのないものを書け。

あなたしか、書けないものに決まってる。

そして、それは、たぶん残して置くべきものなのだ。

☆☆

文学とは、記録でもあるのだ。

身にしみて思った。

いかに稚拙であろうと、印刷されたものは、強い。

もう、自分を離れていた。

文字の力。

言霊。

グーテンベルクは偉い。

だから、聖書だ。

そして、プロテスタントなのだ。

☆☆

矢作俊彦の『ザ・ロング(Wrong)・グッドバイ』の話を、W澤にした。

「ヨコスカ、とかベトナム、ドブ板、懐かしい。読んでみる」と。

☆☆

一作で、直木賞勝負に出るべきです。

「ボリューム長さ」の感覚はクリアーしてるし、「構成」もクリアーしているでしょ。

あとは、ストーリーテリング(最近はないものが多い)と、テーマ(がないことがテーマみたいなもの多々あり)と、主観に引き込んだ普遍性。

女性である普遍性はある。

あの時代という世界史的普遍性もあるんだ。

その後の、オレの知らないヨコハマ時代もあると思うけれども。

どっちから書き始めるか、のような気がする。

長尺は、どっちがいいの?

長尺でいけるほうを先。

そのあと、短いのを連作のようにやっていけば。

タイトル応談OK。

昨年、わが未完の短歌集のタイトルをとって、デビュー者1名あり。

いつでも、相談乗ります。

☆☆

今度、W澤と10分間の「映画」を作る。

あそびだけどね。

☆☆

月曜日、○○書房には最終稿(として)を送った。

「もう1回戦やる」意思あり、とした。

個人的には、原著作者、「インドネシアの華人」であるという部分を書いて、納得させることができた、という自負はある。

(それが○○書房の方針に合致していたかどうかは別)

その上で、わが思い、現代評論的な部分もある。

(これも○○書房の狙いとは別)

その上で、4分の1は、ばっさり切った。

○○の思いに近づけたつもりだ。

いや、確実に、近づきはした。

「しかし、もっと」という○○の考えはあったかもしれない。

○○文庫、○○文庫というマニュアルもどきの発想が。

それはわかりつつも、ハードカバーとして「読みやすいから売れる」という考え方はなかったな。

というところ。

☆☆

さあ、いったい、どうなったことやら。

オレ、売れると思うんだよな。

間違いのない書評一発。

神奈川県で1万、早稲田関係で1万、教師たちに3万、父兄に1万、学生に0・5万、受験生に0・5万、その他1万で、計8万部。

台湾ですぐ翻訳されるだろう。0・5万部。

で、これだけ売れれば、文庫にはなるな。

まあ、3万から5万部はあるだろう。

これが5000ってことはない。

だとしたら、「やさしく書く」という方針の間違いだ。

さもなくば、さもなくうば、わが力不足。

でも、やる気になったのは、あのおっさんが「インドネシアの華人」だからだよな。

でも、もう終わったこととして、忘れよう。

☆☆

きょう、三崎への往復の車の中で「平山美紀」を聞いていた。

♪ ラ、ラ、ラ、ララララ〜「ビューテイフルなお話ね」

笑ってしまう。

でも、いいんだな。

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