【2005 March】
●T子──<アンニョンハセヨ〜>
私が○○書房で書かせてもらう仕事は、○○○子さんのに決まりました。
オモオモ、○○さんといえば○○先生の亡夫人(元女優・○○さん)のお友達。
○○夫人お別れ会のときもスピーチしてらした。
とってもキレイでしたよ。
貫禄あったし。
「ママ」と呼んで甘えたくなる雰囲気。
取材が楽しみです。
カムサムニダ。
☆☆
あなたは次回作、どうなってるの?
○○書房の仕事をもっとひっぱりたい?
それなら言ってよ。
できることあるかもしれない。
それでは、アンニョン。
☆☆
追伸
本人デビューの計画も忘れてません。
断トツ売れる本を目指し、ウォーキングの力でインスピレーション得ます。
バレエとダンスも続けるけど、あれは音楽や振付に頭とられちゃうからね。

●K君──安寧!
○○さんか。
日本ポップス史だ。
ヨコハマも詳しい。
楽しみです。
感謝!
………………………………
●T子──違う。
音楽の話じゃなく、別の内容。
それはまだ秘密にしなけりゃいけない。
☆☆
感謝! ってどういう意味よ?
仕事もっと取ってこいってことかな。
☆☆
<念のため>
あなたは映画の仕事や○○さんの仕事のほか、あれこれ入るかもしれないでしょ?
○○書房で次回作とった場合、スケジュール調整できるのでしょうか。
それによって、私の話し方も違ってきます。
………………………………
●K君──T子さんの「配慮」うれしく思います。
喉から手が出るほど「そう」ありたいとは思います。
しかし、いまは○○書房の掌の上にいます。
というより、主導権、決定権は、○○の、今回の「仕事」の評価次第だと思っています。
出版社という「企業」の「都合」に負うのでしょう。
それからだと思います。
☆☆
少なくとも「チャンス」は貰った。
その「チャンス」を活かせたかどうか、その判断は、○○書房に委ねるしかないと思います。
今回の仕事、楽しかったです。
(数学を)調べたり(教育を)考えたり。
形にはならなかったけれど、インドネシア史を勉強したり。
こういう機会がなければ、そんなことはしなかった。
惜しむらくは、自分が「対象」を書く、というスタンスであれば、『青いバラ』になったのか、とは思います。
結構、謙虚でしょ。
といって、「自分の世界観」を譲れるわけでも、また、ないのです。
昔のとおり、頑固でしょ。
☆☆
「待てば海路」ですかね。
たぶん、もう野心ではないんだ。
生きているなら、書き残しておこう、くらい。
☆☆
『ザ・ロング・グッドバイ』読了。
1週間もかかってしまった。
1シークエンス読むごとに、飲み始めてしまうんだもの。
ヨコスカもヨコハマも変わった。
そして世界も大きく変化した。
変わらないのは、「男はバカな酒飲み」だってことか。
………………………………
●T子──<直球で頼む>
言わんとすることは大体わかるが、もっとストレートに結論を伝えてほしい。
じゃないと、判断に迷う。
「待てば海路」とは、もっと自分の世界観にあった企画を望む、という意志?
「○○書房が下す評価に任せる」というのは、こちらから売り込みたくない、という意味?
ああ、わからない。
時間のムダ。
☆☆
たしかに、これ以上お節介やく必要はない。
でも私と○○書房の○○さんが顔をあわせれば、○○教授本の出来ばえや売れ行き、あなたの原稿に対する評価などが、いやでも話題になりますよ。
聞いたことは、もちろんあなたに伝えます。
で、こちらがどう対応するかだが、紹介したからには私も黙っいてられない性質だと知ってるでしょ。
それに、あなたは、肝心なことに限って言わない性質でしょ。
黙っていても依頼殺到という状況になるまで、「次回作にすぐ取りかかりたい」と言葉で示したほうがいいのでは?
そう示す機会が、紹介者である私のほうにも巡ってきちゃったのよ。
だからスケジュールを尋ねたのに。
それでも「言うな」というなら私は黙る。
「スケジュール大丈夫だから言ってくれ」なら、うまく話す。
………………………………
●K君──いま、本屋さんで「本」を求める人って、ど真ん中の「直球」を求めているんだよね。
ストライクゾーンに決して、投げ込まないで、打ち取ろう、という<技>もある。
隠喩、とかな。
日本の短い詩みたいなもんだ。
☆☆
時間はある。
仕事はしたい。
しかし、(オイラに関しては)世間話程度ですよ。
そのくらいで、お願いします、かな。
力量を認められるのならば(○○書房の意向に沿った)、オファーはあるでしょう、という意味。
配慮、大いに嬉しい。
☆☆
やりたい企画書『(仮)2008北京五輪・2010上海万博を10倍楽しむための中国語』は、かつて送った。
<簡易中国語初級講座カタログ>のフリして、わが中国観、中国との<仕事>の経緯を書く。
それはそれで、この数十年の日中関係史の一断面。
原稿あがっていれば、どっかでなんとかなるでしょう。
………………………………
●T子──了解。わかりました。

●K君──<お願い!>
申し訳ないが、また、<金>を貸してもらえないだろうか。
20万円。
月末返却。
一考を、お願いしたい。
………………………………
●T子──ご要望に応えたいが、応えられない。
私も今月は引越しがあるので、資金計画通りに事を進めたい。
経済的に好転することを祈る!
………………………………
●K君──お騒がせして申し訳ない。