【2005 December】
●K君──年の瀬となり、お借りしていたもの返さねばと気にしています。
目途は立ちました。
が、1ヶ月後、1月末まで、越年資金として、もう1ヶ月ご猶予お願いします。
ごめん。
☆☆
映画の方は、『デスノート』という「少年ジャンプ」連載の漫画の映画化が決定。
12月から動き始めました。
前後編2本ということで、来年は安泰でしょう。
現場は大変ですが、一息はついています。
☆☆
プロデユーサーとして口説かれました。
「もう一花咲かせてくださいよ」と。

○○書房から連絡ありました。
1月配本決定とのことです。
「それ行け10万部!」
取らぬ狸のナントやら。
☆☆
ザキの牛鍋屋あたりにご招待しよう。
或いは、デートしようとは思っているのですが・・・。
とりあえず、そういうことでご納得いただき、今年は収めていただきたく存じます。
………………………………
●T子──了解
1月末、あるいは2月中に返してくれればいいよ。
それよりも、こちらこそ、何かとタダ働きさせてしまった件をどう決着つけていいのか、しばしご猶予いただきたく存じます。
来年、私のデビュー作がうまくいくことを期待していてください。
☆☆
牛鍋の荒井屋さん、行きましょう。
あそこの社長、同い年。
野毛のおでん屋「KENZO」の、いい男の顔も見てほしい。
福富町でイトコが店をやっているので、そちらにも顔を出したい。
年が開けたら本当に行こう。

(T子記すが、Kに送信せず)
ゼロに言われてしまった。「KさんはTちゃんよりもずっと繊細で傷つきやすい。だから、いつもの調子でガアガア言うなよ、いじめるなよ」って。
そうかなあ。
私、あなたは絶対に大丈夫、そんなことでは絶対にメゲない、と思っているけど。
でもまあ、異性に対するときは少し自重しようっと。
(そんなつもりはサラサラなくても)、この美貌ゆえに男を狂わせ、泣かせてしまうのは仕方ない。
だが言葉の棘で痛めつけるのは、よしておきたい。
☆☆
Kはけっこう甘えん坊、と今ならよくわかる。
私も本当は甘えたいほうです。
☆☆
かつて、驚くほど大切にしてくれる男がいて、愛され、守られていると実感していた日々は、顔がどんどん変わっていった。
可愛くなった。
顔がくつろいだ。
でも長くは続かなかった。
頼りになると思った男は虚像だったのだ。
反省はあるけど後悔はない。
甘い記憶です。
☆☆
4人で韓国へ行く際には、私たち恋人として行動するのがよいでしょう。
そうすれば、みんなが楽になれる。