【2012 April】
2012.4.22
●K君──9項目
3章既刊本抜き以外、終わり。
4章11分の6終わり。
5項目インタビューデータ録音不能判明。
報告まで。
返信不要。
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(返信しなかった)
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2012.4.23
(『他人に軽く○われない方法』第3章・第4章 原稿受信)
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●K君──報告
4章インタビューデータ (録音不能分)ほぼ5項目、本日。
残りは、既刊本より抜きです。
最悪はコピペもできるはずです。
あとがきの、下書きも、起こしておきましょう。
そこで、頭のつかみ、を考えながらの作業です。
午後からやります。
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●T子──2~4章を拝読。
あなたが書いたオリジナル原稿は面白い。
ぴりっとしてきた、と思う。
しかし書き方が、総じて、雑です。
このレベルでは通らない。
あとでまとめて推敲するつもり?
二度手間でしょう。
最初からきちんと書いたほうがいい。
☆☆
1章を編集者に送信した。
(猫イキ、耐えられない軽さは没、にした)
☆☆
(以下、編集者に伝えたこと)
・「猫ひろし」の話題を使えるかどうか、判断しかねています。
・第1章の項目が少ないので、序章としたほうがよいかもしれません。
・第2章以降を書き進めています。
・最後に全体のバランスをみて、章立ての変更をする可能性あります。
・第4回取材テープ起こしのデータを送信していただくのは、いつ頃になりそうですか。
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●K君──雑
っていう言い方はねぇだろう。
雑でなく、書いたら売上あがるのか。
とりあえず文意が成立すりゃいいだろ。
内容が成立しなきゃ、雑も、不雑もない。
作文ごっこがテーマじゃないだろう。
もちろん、少し何とか、なったかな程度しか思ってない。
メインコンセプトが、無理。
テープ起こしをした人には、かわいそうだけど。
どこが雑談でどこがテーマか、わかんねえよ。
☆☆
明日には、120項目あげる。
ただし、あなたの既刊本からの部分は、シャクチョウ含めてさわらない。
☆☆
まあ、クンデラ、送って欲しかったな。
新たな切り口やコンセプトや構成は、いくつか浮かぶ。
しかし、与えられた構成案を尊重するのが、孫受けの、最初の仕事ですね。
返信不要。
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●T子──三田文学からメールあり。
どうしようか悩んでいる。
『お預かりしている御稿に関し、その後はっきりとしたご連絡もしないままにしておりましたこと、どうかお許し下さい。前号への掲載を最後まで検討したのですが、どうしても小説の終章の展開が論点となり、結局、春号の「創作特集」には入りませんでした。引き伸ばされるのはもう結構、とお思いになられるでしょうが、もし以下の2点にご承諾いただければ、再度の書き直しをお願いしたいと思っております。①相手の男性との具体的な展開をもう少し書き込む。(最終部分もふくめて)②やはり酒場以外での主人公の日常生活が少ない(前にもたしか祖母との生活など書き込むべきでは、と申し上げたと思います)。以上、恐縮ですがご検討のうえ、ご返事頂戴できれば幸いです。』
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●K君──限界
2項目残して降参。
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●T子──明日中に120項目仕上げるって言うけど、なぜ30も余計に書くの?
なぜそう追い込みをかけるの?
今もご機嫌ななめ?
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2012.4.24
●T子──私が今やってる仕事、出来がいいので、久々のヒットになると思う。
「である」文体にして正解だった。
だんだんノッてきて、ハイペースになった。
28日に脱稿の見込み。
連休中は○○本の原稿整理をするつもりです。
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(電話あり)
(T子記す)
Kいわく、○○本は主題に対して著者の意見が少なすぎる、個性が見えない、よって自分は非常に書きにくい、既刊原稿はあまりに内容が薄い、流用データの並べ替えも済んだので、これ以上はやれない、と文句ぶうぶう。
私はおとなしく聞いていたが、とうとう頭にきて、そんなに嫌ならやめていい、私が連休中に原稿整理をして納めるからいい、と怒った。
Kは「力及ばず申し訳ない、ごめんね」と言った。
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●K君──(3・5・6章を送信)
色分けあり。
「選ばれる」は、赤。
「心の疲れ」グリーン。
「ふっと不安」黒。
「オンリーワン」青。
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●T子──質問
色分けしたデータは、まったくリライトしていないのですね?
それは別に構わないけど、「ふっと不安」データはスミのままにしてあるの?
あなたの原稿と区別しにくい。
どこにあるのだろう、と探してしまう。
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●T子──訂正
「ふっと不安」データ、出てきた。
自分がかつて書いた原稿をリライトすることになる。
笑える。
あなたが主張していたとおり、著者を意識して、全編に手を入れよう。
おやすみなさい。
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2012.4.25
●T子──「軽く」整理してみた。
133本あるので、43本削除することになる。
あなたのオリジナル原稿は何本あるだろう。
いずれ数えるが、わかっていたら教えて。
☆☆
○○取材は情報量が少ない、内容が薄い、しかし過去の蓄積があるので既刊データを活用する、ライターがオリジナル加筆できる場合はそちらを優先する。
というのが、いつものやり方。
今回は、オリジナル加筆がやりにくかったようですが、あなた自身による「軽くメモ」の項目をもとに、もっと書いてよかったのでは?
連休突入までまだ時間があるので、やってみる気はありますか。
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●K君──本を返しにいきます。
気分転換。
横浜で再度連絡。
チャーシュー麺ごちそうしてくれ。
人の都合顧みずだが。
4時半だろう。

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●T子──ほんとに来るの?
来るというなら仕方ない。
駅まで出ます。
中華はまだやってないと思う。