恋愛かくれんぼ

恋愛かくれんぼ2004④

投稿日:2021年6月5日 更新日:

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【2004 June】

●T子──順調すぎるの? 映画の仕事が復活したの?

●K君──した!

●T子──だとしたら結構なことですが。

●K君──うん、しかし、これはやるよ。

●T子──単行本のほうは大丈夫かな。

●K君──さまざまを、考える、きっかけとしておもしろいよ。

●T子──一気に書き上げるつもり?

●K君──Step by step!

とりあえず<頭>の<頭>はいけました。

自分としては<完成>です。

●K君──1日10枚4000字のペース配分は考えましたが、すでに1週間、押してしまいました。

予定では、ラフ原稿5月いっぱいのつもりでした。

でも、まだ、大丈夫でしょう。

何が書けて(構成できて)、何がまとまらないか、がわかればよいと思います。

すでに、○アルマーニのくだりは、やめようかな。

文字を埋めてるだけで、面白くなさそうだ。

カップヌードルとあさま山荘事件、にでも変えようかな。

構成さえまとまれば、2000字3時間でOKですね。

ラフでいいとはいえ、やはり、いろいろ、伏線なりを、考えてしまうのだよ。

毎日少しでも書いてゆきます。

励ましのメール待っています。

  ………………………………

●T子──僭越ながらリライトしました。

言いたいことは山ほどあるが、リライト原稿を読んでもらえばすべてわかる。

できれば、あの要領で全編いってもらいたい。

現状をみる限り、ちょっと厳しいよ。

じっくり時間をかけて挑んでね。

冒頭の項だけで9頁相当にもなってしまった。

小見出しをつけて誤魔化してるけど。

もっと刈り込むか。

あるいは節を減らすか。

明後日から旅行に出るので時間がない。

焦ってるよ、こっちのほうが。

いずれ全編リライトさせてもらってもいいのだけど、果たして時間の余裕があるかどうか。

だから早く書けと言いたいんだよ。

●T子──リライト-2

第1章では、いろんなプチ・ブランドの例を挙げるんだよね。

それが、ありきたりの社会評論みたいになっちゃうと困るよね。

もうひとひねりほしいところだけど、今はここまで。

さっき送ってもらった原稿、そのまま保存するのを忘れちゃった。

もう一度送信しておいて。

あと、書けたものはどんどん送っておいて。

  ………………………………

●K君──さすが、プロですね。

<リライト>、はやいです。

こっちの<直し>はGOODです。

わが書きあぐねているところがフォローされています。

こういう<リライト>よろしく。

☆☆

T子さんのサジェスションの中に<ブランド>化の要素にマイスター云々がありました。

その意味において、「ユニクロ」は旧来のメガ<ブランド>にはならない、と考えます。

そこが<プチブランド>たるところとしたい。

そこで<Not Allways>としました。

世界化(標準化・大衆化)することは、<プチブランド>の<ネオブランド>化とでも呼びましょうか。

☆☆

>第1章では、いろんなプチ・ブランドの例を挙げるんだよね。

↑<プチブランド>の例は、全編に満遍なく散りばめられていくと思う。

さまざまな理由で。頭とラストの章だと、とんでもない、ひねった例が、とりあげきれない。

△△氏の話に則すと、トリッキーな例が可能に思える。いまのところ。

☆☆

>それが、ありきたりの社会評論みたいになっちゃうと困るよね。

↑困る、というより、△△流の文体でなければならない。

<批評>とか<品評>とか<グレーゾーン>とか、言い変えを頼みます。

個人的には、アルマーニもユニクロも、イエローキャブも、もはや興味はないわけですから。

唯一、社会学的に時代を分析する時の、キーワード・手がかりとして認識しているだけです。

よろしくよろしく、哀愁!

☆☆

>もうひとひねりほしいところだけど、今はここまで。

↑それって、プレッシャーよ。

それにプレジャーを覚えるほどの余裕は、まだないよ。

まずは、ひねりより原稿を埋めておくことに、エネルギーを費やすことにします。

  ………………………………

●T子──私がやっているリライトは、初稿に散見される思考の乱れやレトリックの不備(失礼!)を補う作業に過ぎない。

読者が理解しやすいように。

編集者が感心するように。

著者が喜んでくれるように。

という意図でね。

内容の充実を図るには、リライト稿をもとに、そちらが手を加えるべき。

もうひとつお願い。

リライト稿の意図を読み取って、それを今後の原稿に反映させてください。

フィードバックしてくれないと甲斐がない。

それでは、おやすみなさい。

●T子──どう?

その後、順調に進んでいますか。

私は次回作の取材、終了しました。

お手伝いできることはありますか。

どうぞ、ご遠慮なく。

  ………………………………

●K君──メール復活

メール、回復しました。

4代目のPCは、中古ですが、進化に驚かされます。

30万円近くで買った、初代マックはいったいなんだったのでしょう。

ワードのスピードも格段です。

では、頑張ります。

本日より、1日1章ずつあがる予定です。

  ………………………………

●T子──「第1章 プチブランドとは何か」送信拝受。

今はじっくり読む時間がなく、リライトにも取りかかれない。

でもまあ、いい感じなんじゃないの。

この原稿に△△さんが手を加えたものを見て、そこからリライトするのがベストでしょう。

私はどう対応すべきか、指示してください。

とりあえず、紛失された分を再送信しておきます。

  ………………………………

●K君──おはよう。

ありがとうございます。

第2章 「儲け」のトリビア実学 プチブランドを発見する! アンチ常識のすすめ

第3章 「儲け」のシナリオ美学 小さな会社のプチブランド戦略 常識こそ王道

あと1章にこぎつけました。

○○さんからは、過分なお褒めをいただきました。

豚を木に登らせるための、編集者の常套句なのだ、と思っても、 私は人(豚)がいい。思わず木に登ろうとしてしまいました。

まるで、穴に落ちたピーターラビットでした。

第4章 「儲け」リスクヘッジの哲学 プチブランド戦略の落とし穴

●K君──明日、朝、最終節直して○○氏、△△氏に送るつもり。

△△氏は、先週は忙しくて、まだ手をつけられないのだと。

おいらも、最終章は、煮詰まりました。構成の失敗でしょうか。

4章は腕力だったけれど。

最後は、こりゃ空振りだな。ネタがないんだよな、もう。

でも、いい経験はした。これだけの長さ、締め切りとかなきゃ、自らはなかなか書かないよね。

集中力が続かない。テンションが途切れるとだめ。少し、頭冷やしてから、読み直します。

直したいところ、失敗したところ、とあるのだけれど、いまは、もう考えたくない。

PS:編プロ○○氏からの同報メールとやら、来ています。

  ………………………………

●T子──ざっと拝読

第一稿の完成おめでとう。

初仕事にしてはきつい内容だったのに、よくやったよね。

やっぱり向いてるよ。

自分でもわかるでしょ。

なんかもう私の出る幕はない感じ。

今の時点で言えるのは、

ピー子じゃなくピーコだということくらい。

最後の仕上げも手抜かりなく。

ここで頑張っておくと、次の仕事が楽になるよ。

☆☆

私も今、子育て本のラストスパートにかかってます。

年内に大ヒットが出ることを期待してるの。

そちらの本もたくさん売れるといいね。

上梓されたら、手渡しでください。

だって、感動の場面じゃん。

△△さんの店がフツーの店だったら、そこで祝杯あげられるのにね。

  ………………………………

●K君──『プチブランド』のこと

○○さん経由で△△さん直し原稿3章まで送られてきた。文字化けして読めないのだが。

△△氏のメール本文に曰く「Kさんは凄いです」。

また、△△氏よりの直接のメールには、「こんな原稿貰っていいんですか」とあり。

☆☆

第5章の論旨がうまくゆかない。

『WILL戦略』も『ヌーブラ革命』も絡まない。

『高田渡』も『ジョンレノン』も『深呼吸』も、まったく絡まない。

「何故、<プチブランド>を概念するようになったのか」。

ダウンサイジングの時代、大切なものは、<個>としての存在、オンリーワンの存在を認めることこそなのだ。

同時に「誠実」であることが重要だ。

そんな時代背景の中で<プチブランド>という概念は生まれたのだ。

としたいのだ。

単純に、ビジネスのブランド概念を超えたものとして、きわめて社会学的に捉えた概念として使ってみたいのです。総論として。

それを△△氏が唱えることによって、ビジネス書を越えて、自己啓発啓蒙書として成立する。

これが書けないと、金は貰えないね。

  ………………………………

●T子──書いてしまった

「はじめに」は書きかけていたので、仕上げてしまった。

ご参考までに。

「おわりに」は、さっきも言ったように、第5章の「プチブランド革命」が使えると思う。

構成の並べ替えは、やめとく。

  ………………………………

●K君──新・第5章

第5章書き換えた。

短くなったが。

  ………………………………

●T子──ずいぶんよくなったと思う。

特にレトリックが。

文章を自在に転がせるようになった。

腕あげたじゃん。

☆☆

何故、<プチブランド>を概念するようになったのか。

ダウンサイジングの時代、繁栄のためにはまず共生ありき。

つまり、オンリーワンの存在価値を認めあうこと。

同時に「誠実」であることが重要。

現代という時代認識と未来展望の中で<プチブランド>なる概念は生まれた。

↑というように、論旨をつめたわけでしょ。

前のメールで書いていたように、ね。

☆☆

言わんとしていることは、だいたい分かった。

これまでの日本で、プチブランドという言葉から連想されるキーフレーズとは、おおよそ次のようなものだったでしょう。

個性を強調して他との差別化を図る。

自分の能力を特化させる。

「売り」をハッキリさせる。

何事にも自分のスタイルを持つ。

イメージをつくりあげて先行させる。

本書は、そこから一歩進めた感はある。

グローバルな視点が加わっているためか。

その社会学的な記述に疲れてしまう読者もいるだろうけど。

それでも、諸外国では当たり前の認識だよと言われれば、たいがいの読者は納得しちゃうだろう。

<プチブランド>とは、ビジネス上のことだけでなく、生き方の提案なのよ、というところを再度、「あとがき」で書くといいよ。

☆☆

(追伸・訂正)

はじめに

「巨大化した恐竜がある日突然絶滅したように、」とあるところを

「巨大化した恐竜があるとき突然絶滅したように、」と訂正してください。

●K君──△△氏・○○氏にも第5章の直しは送った。

△△氏からは、返信が来た。

○○氏からは連絡はない。

△△氏の、「思想」的バックボーンは仏法で言う「菩薩」行です。

「自己重要度を高める」という言い方は、その反映です。

でも「悟り」はありません。

その実践の反映が、結論が、「だから『儲かる』のだ」ということになっています。

そう理解して、5章は直せました。

多分、オウム残党系です。

オレは、神道の基礎のアニミズムに立脚します。

それは『レット イット ビー』です。

どぶ板を『DO BE IT』と読みました。

『ARE YOU JAPANESE?』

『MAYBE、BUT I AM A YOKOSUKAN!』

1975年の横須賀どぶ板が原点です。

それから30年経つのですが、変わりません。

☆☆

一昨日、同じ時代を助手の頃から過ごしてきた映画のカメラマンを野辺に送りました。

52歳。

肝不全。

癌でした。

今朝の新聞では、野沢尚の自殺を知りました。

城戸賞でデビューしてからの彼を知っています。

映画の脚本家という存在に葛藤し、小説を書きました。

また異なる葛藤をしていたのでしょうか。

ショックです。

鷺沢といい、野沢くんといい、たまりません。

☆☆

△△氏の手の入った1・3・5章を送ります。

2章は文字化けで開けず、4章は添付3つまでなのでオミットします。

●K君──(○○さんのメールを転送します)

Kさま

基本的に以下のようなタイトルでいきたいと思います。

その辺りを踏まえた「直し」を考えていただけば幸いです。

『反ブラ○ド講座』で行きたいと思います。

まだ会社には承認とっていませんが、これならイケる!と自負しております。

営業的には「ブランド」という言葉ははずせない、ということでした。

その要望を踏まえつつ、タイトル策定いたしました。

基本的に私の案ですが、□□も了承しております。

その他のサブ、オビのコピーは□□案でまいります。

プチブランドとは、そもそも「ブランドではなく」、アンチ・ブランドとしての位置づけですよね。そういう意味でもプチブランドの概念は生きます。

また、△△さんの尖った感じも「反」ででます。

ちょっと不良っぽい感じ、異色な感じが、メジャー感をもちつつ出せていると思います。

これによって、多少全体のトーンに味付けをしなければいけません。

その辺り、原稿の直しを意識していただけるとありがたいです。

また、このタイトルでいくことによって、新しい章立てが必要かもしれません。

その辺り、考えてみます。

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