「読む・書く・話す・聞く」の日々雑感③
●私の速読法
私は速読よりも精読、味読(よく味わって読む)のほうが好きですが、必要に迫られてたくさん読まなければならないときや、素早くササッと読了したいときは、以下の要領で読んでいます。(無意識のうちに身につけた速読法です)
●先ずは、本が伝えようとしているメッセージの概略をつかみます。
・帯コピーがあれば必ず読む。
・巻末に解説がある場合は、本論に取りかかる前に読む。
●カバーと帯を外し、本を裸にします。
・手で持ちやすくなる。ページをめくりやすくなる。
●全体の構成をつかみます。
・目次をよく読む。
・目次にキーワードらしきものが散見される場合は、それを頭に入れる。
●「はじめに」を読みます。
●「おわりに」を読みます。
●本論に取りかかります。
・最初は普通のペースで読み進める。
・目が慣れてきたら、速度を上げる。
・ページ全体を視界におさめ、大事なことを語っていそうな箇所やキーワードを探して、そこに焦点をあてて読む。
・「です・ます」「と思います」など、一文字ずつ読まなくてもよい箇所は飛ばし読みする。
●小見出しは読みません。
・小見出しを読まない理由は、小見出しとは、そのあとに続く文を必ずしも要約するものではないから。
・文を読んだあとに小見出しを見るほうが、まだしも理解の助けとなります。
●重要なことが書かれていると思ったら、ページの端を折る、もしくは付箋紙を貼るようにしています。
以上が、我流の速読法で、ビジネス書やハウツー本を読むとき、私はいつもこの方法です。
好きな作家の書いたものや文芸(詩や小説)を読むときは、時間を忘れてじっくりと、その作品世界に耽るようにしています。