言葉をめぐる日々雑感

ライターが習得した速読法

投稿日:2022年4月1日 更新日:

「読む・書く・話す・聞く」の日々雑感③

●私の速読法

私は速読よりも精読、味読のほうが好きですが、必要あってたくさん読まなければならないときや、素早くササッと読了したいときは、以下の要領で読んでいます。(無意識のうちに身につけた速読法です)

●先ずは、本が伝えようとしているメッセージの概略をつかみます。

・帯コピーがあれば必ず読む。

・巻末に解説がある場合は、本論に取りかかる前に読む。

●カバーと帯を外し、本を裸にします。

・手で持ちやすくなる。ページをめくりやすくなる。

●全体の構成をつかみます。

・目次をよく読む。

・目次にキーワードらしきものが散見される場合は、それを頭に入れる。

●「はじめに」を読みます。

●「おわりに」を読みます。

●本論に取りかかります。

・最初は普通のペースで読み進める。

・目が慣れてきたら、速度を上げる。

・ページ全体を視界におさめ、大事なことを語っていそうな箇所やキーワードを探して、そこに焦点をあてて読む。

・「です・ます」「と思います」など、一文字ずつ読まなくてもよい箇所は飛ばし読みする。

●小見出しは読みません。

・小見出しを読まない理由は、小見出しとは、そのあとに続く文を必ずしも要約するものではないから。

・文を読んだあとに小見出しを見るほうが、まだしも理解の助けとなります。

●重要なことが書かれていると思ったら、ページの端を折る、もしくは付箋紙を貼るようにしています。

以上が、我流の速読法で、ビジネス書やハウツー本を読むとき、私はいつもこの方法です。

好きな作家の書いたものや文芸(詩や小説)を読むときは、時間を忘れてじっくりと、その作品世界に耽るようにしています。

関連記事→「お申し付けください」よりも「仰せ付けください」のほうが良いなあ

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