リテラシー向上

ものの数え方・73選

投稿日:2019年11月29日 更新日:

1つ・2つ・3つ……

1個・2個・3個……

「つ」や「個」は、ものを数えるときに使える便利な語で、これを「助数詞」と言います。

そのほかにも、日本語には実に多くの助数詞があります。

たとえば、人数をあらわすときは「1人・2人・3人」と言いますね。

家ならば「1軒・2軒・3軒」または「1戸・2戸・3戸」です。

アパートや長屋、マンションなどのビルの場合は「1棟・2棟・3棟」となります。

高層ビルならば「1本・2本・3本」となるのです。

数えるものに応じて、数え方は変化します。

この複雑なルールに従うのはかなり面倒です。

しかし、何にでも「個」をつけて、「マグロの刺身を1個ください」なんて言うと、笑われてしまいます。

刺身の数え方は通常、魚屋でなら1冊(ひとさく)、寿司屋でなら1貫(いっかん)、です。

日本語には約500種類もの助数詞があるとされています。

これらを適切に使い分けてこそ、知性と品格を感じさせるでしょう。

500なんて、とても覚えきれない?

たしかに多すぎる、と私も思います。

でも100以下なら?

それくらいなら、なんとかなりそうですよね。

日常で使われる頻度が比較的高いものを、見てみましょう。

ものの数え方・73選

●折(おり)

折り箱に詰めた赤飯、菓子などの数え方

(ひとおり、ふたおり、みおり……)

●架(か)

書棚など、高く掛け渡したものの数え方

(いっか、にか、さんか……)

●掛(かけ)

ネクタイ、エプロンなど、体の前面に着けるものの数え方

(ひとかけ、ふたかけ、みかけ……)

●欠(かけ)

チーズやバター、またはケーキなどの、大きな塊から離れた一片の数え方

(ひとかけ、ふたかけ、みかけ……)

●籠(かご)

野菜や果物などを籠盛りにしたものの数え方

(ひとかご、ふたかご、みかご……)

●株(かぶ)

イチゴ、ブロッコリー、白菜などの、ひとかたまりを数える単位

(ひとかぶ、ふたかぶ、みかぶ……)

●巻(かん)

書籍や雑誌、ビデオなどのシリーズものの数え方

(いっかん、にかん、さんかん……)

●貫(かん)

にぎり寿司は1貫・2貫と数える

(いっかん、にかん、さんかん……)

●機(き)

飛行機など、大型の乗り物の数え方

(いっき、にき、さんき……)

●基(き)

枕、香炉、灯籠、ベンチ、墓、古墳など、固定的に設置されているものの数え方

神輿、棺、原子炉も1基・2基と数える

(いっき、にき、さんき……)

●切(きれ)

魚、肉、餅などの、大きな部分から切り分けたものの数え方

(ひときれ、ふたきれ、みきれ……)

●脚(きゃく)

椅子などの、脚がついたものの数え方

(いっきゃく、にきゃく、さんきゃく……)

●句(く)

俳句を数えるときの単位

(いっく、にく、さんく……)

●口(くち)

水道の蛇口、コンロなど、口のような形をしているものの数え方

寄付の多寡の数え方

(ひとくち、ふたくち、みくち……)

●件(けん)

議案・案件など、話題や事柄を数えるときの単位

(いっけん、にけん、さんけん……)

●軒(けん)

住宅や店舗などの数え方

(いっけん、にけん、さんけん……)

●個(こ)

個別の道具一般の数え方

(いっこ、にこ、さんこ……)

●戸(こ)

家、世帯などを数えるときの単位

(いっこ、にこ、さんこ……)

●号(ごう)

絵画の大きさをあらわす単位

(いちごう、にごう、さんごう……)

●合(ごう)

容量をあらわす単位

液体1合は180㎖

米1合は約150グラムで、標準的な1食の分量

(いちごう、にごう、さんごう……)

●棹(さお)

羊羹を数えるときの単位

(ひとさお、ふたさお、みさお……)

●竿(さお)

箪笥を数えるときの単位

(ひとさお、ふたさお、みさお……)

●冊(さつ)

本や雑誌など、ある程度まとまった紙片の数え方

(いっさつ、にさつ、さんさつ……)

●冊(さく)

刺身用に切り分けしやすい大きさに整えた、魚の切り身の数え方

(ひとさく、ふたさく、みさく……)

●車(しゃ)

車輪のついた乗り物を数える単位

(いっしゃ、にしゃ、さんしゃ……)

●首(しゅ)

短歌和歌を数えるときの単位

(いっしゅ、にしゅ、さんしゅ……)

●床(しょう/とこ)

細長い板を並べた台のようなものの数え方

(いっしょう、にしょう、さんしょう……)

●帖(じょう)

畳、屏風など、平面的なものをつなぎ合わせた家具の数え方

(いちじょう、にじょう、さんじょう……)

●錠(じょう)

粒状の薬などを数えるときの単位

(いちじょう、にじょう、さんじょう……)

●条(じょう)

光、道路など、細かく枝分かれするものの数え方

(いちじょう、にじょう、さんじょう……)

●筋(すじ)

光、煙など、不定形で細長く伸びていくものの数え方

(ひとすじ、ふたすじ、みすじ……)

●戦(せん)

試合やゲームの数え方

(いっせん、にせん、さんせん……)

●膳(ぜん)

箸の数え方

食事をのせた盆や卓の数え方

(いちぜん、にぜん、さんぜん……)

●足(そく)

靴下、足袋、靴、サンダルなど、両足をおおう一対のものの数え方

(いっそく、にそく、さんぞく……)

●揃(そろい)

寝具や茶器など、ひとそろいのものの数え方

(ひとそろい、ふたそろい、みそろい……)

●体(たい)

絵馬の数え方

遺骨の数え方

(いったい、にたい、さんたい……)

●台(だい)

アイロン、電話機など、個々に使える機器を数えるときの単位

(いちだい、にだい、さんだい……)

●束(たば)

札束、古新聞紙、野菜など、束ねたものの数え方

(ひとたば、ふたたば、みたば……)

●玉(たま)

トマト、桃、うどんなど、玉状のものの数え方

(ひとたま、ふたたま、みたま……)

●反(たん)

織物を数えるときの単位

(いっん、にたん、さんたん……)

●丁(ちょう)

はさみ、包丁、のこぎり、斧など、刃物の数え方

(いっちょう、にちょう、さんちょう……)

●帳(ちょう)

琴、太鼓など、弦や布を張った道具の数え方

(いっちょう、にちょう、さんちょう……)

●挺(ちょう)

そろばん、はさみ、銃器などを数えるときの単位

(いっちょう、にちょう、さんちょう……)

●掴み(つかみ)

かつお節など、片手で掴んだものの分量のあらわし方

(ひとつかみ、ふたつかみ、みつかみ……)

●摘み(つまみ)

塩など、指でつまみあげるものの分量のあらわし方

(ひとつまみ、ふたつまみ、みつまみ……)

●粒(つぶ)

イチゴ、チョコレートなど、粒状のものの数え方

(ひとつぶ、ふたつぶ、みつぶ……)

●点(てん)

文房具、OA機器などを数えるときの単位

(いってん、にてん、さんてん……)

●棟(とう/むね)

ある程度規模の大きい建物の数え方

(いっとう、にとう、さんとう……)

(ひとむね、ふたむね、みむね……)

●頭(とう)

豚、猪、象、くじらなど、体の大きな動物の数え方

蝶も1頭・2頭と数える

(いっとう、にとう、さんとう……)

●杯(はい)

水(液体)、塩(粉)などを、器に満たしたものを数えるときの単位

生け花、イカも1杯・2杯と数える

(いっぱい、にはい、さんはい……)

●柱(はしら)

神体、位牌など、日本古来の神の数え方

(ひとはしら、ふたはしら、みはしら……)

●腹(はら)

たらこを数えるときの単位

(ひとはら、ふたはら、みはら……)

●張(はり)

テント、蚊帳、横断幕など、布や紙などを張って使うものの数え方

(ひとはり、ふたはり、みはり……)

●番(ばん)

相撲、囲碁、将棋など、二者による勝負の数え方

演芸などの演し物の数え方

(いちばん、にばん、さんばん……)

●匹(ひき)

動物、魚、昆虫などの数え方

(いっぴき、にひき、さんびき……)

●片(ひら)

雪、花びらなど、薄く平らで宙を舞うものの数え方

(ひとひら、ふたひら、みひら……)

●俵(ひょう)

米や炭など、俵に包んで詰めたものを数えるときの単位

(いっぴょう、にひょう、さんひょう……)

●便(びん)

交通手段の運行や情報の行き来を数えるときの単位

(いちびん、にびん、さんびん……)

●服(ふく)

お茶、タバコ、薬など、体に取り込むものの数え方

(いっぷく、にふく、さんふく……)

●袋(ふくろ)

袋詰めの品物、および粉薬などの数え方

(ひとふくろ、ふたふくろ、みふくろ……)

●房(ふさ)

藤の花、ブドウなど、房状になったものの数え方

(ひとふさ、ふたふさ、みふさ……)

●包(ほう)

粉薬など、個包装したものを数えるときの単位

(いっぽう、にほう、さんほう……)

●本(ほん)

瓶、竿や棒などの材木、扇、帯など、細長い形状のものの数え方

(いっぽん、にほん、さんぼん……)

●間(ま)

日本家屋の部屋など、仕切られた空間の数え方

(ひとま、ふたま、みま……)

●枚(まい)

紙、じゅうたんなどの敷物、すだれ、カーテンなど、シート状のものの数え方

油揚げ、コンニャク、ざるそば、櫛も1枚・2枚と数える

(いちまい、にまい、さんまい……)

●巻き(まき)

糸、粘着テープなど、細長いものを巻いた道具の数え方

(ひとまき、ふたまき、みまき……)

●幕(まく)

演劇、バレエ、オペラなど、演し物のひとまとまりの数え方

(ひとまく、ふたまく、みまく……)

●群(むら)

茂み、林など、植物が群生しているものの数え方

(ひとむら、ふたむら、みむら……)

●盛り(もり)

みかん、林檎、供え物などの、盛り合わせにしたものの数え方

(ひともり、ふたもり、みもり……)

●面(めん)

テニスコート、プール、鏡、硯など、平面状のものの数え方

(いちめん、にめん、さんめん……)

●両(りょう)

電車や馬車など、両側に車輪のついているものの数え方

(いちりょう、にりょう、さんりょう……)

●輪(りん)

梅、桜、菊などの花がついた1つの茎の数え方

(いちりん、にりん、さんりん……)

●連(れん)

数珠など、何かをひと連ねにしたものの数え方

昆布も1連・2連と数える

(いちれん、にれん、さんれん……)

●葉(よう)

紙片、写真などの数え方

(いちよう、によう、さんよう……)

●羽(わ)

鳥類の数え方

うさぎも1羽・2羽と数える

(いちわ、にわ、さんわ……)

まとめ

数え方は多種多様にあることがおわかりいただけたことと思います。

ひとつずつ、覚えていけるとよいですね。

関連記事→私の速読法

-リテラシー向上

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

主語がなくても通じる、日本語の不思議

「誰がそれをしたのか」をはっきり言わなくても、ちゃんと意味が通じてしまうことがあります。 主語を省略しても通じる場合が多いのです。 それが日本語の特徴です。 しかし厳密にいうと、一文に主語が2つあり、 …

というか、ていうか、といおうか

というか、ていうか 「というか」「ていうか」というのは、くだけた言い方ですね。 きちんと言うなら、「というよりも」となるでしょう。 その変形パターンに、「というよりか」というのもありますね。 「という …

読解力と記述力アップを目指すなら、悪文こそは最高の教師

私は「神戸まとめの達人運動」に興味をもち、実際に使用されている課題文を拝読しました。 そして、あることに気づいたのです。 まず一つは、 読解力をつける方法、そして、伝えたいことを適切に伝える力を育成す …

読解力を高める「神戸まとめの達人」

「神戸まとめの達人運動」というものがあることをご存じでしょうか。 「まとめの達人」とは、文章を要約する力をつけるための先駆的な取り組みで、神戸市の全市立小中学校(250校)で推進されているそうです。( …

教えて! Goo 質問に回答してみました

「教えて! Goo」というサイトは便利ですね。 わからないことがあるとき、このサイトに質問投稿をすると、有志の方々が答えてくれます。 私も時々利用させてもらっていますが、たまには回答する側になってみた …

言葉をたくさん知っていると、話すのも書くのも自由自在。頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!

当サイト「言葉力アップグレード」は言葉の世界を豊かにし、話し方・書き方をレベルアップする技術を紹介しています。どうぞご活用ください。

follow us in feedly