今回は、賃貸マンションの住み替えにまつわるエスコートの話をしたいと思います。
私はかつて、新築マンションの購入とその後の売却を、自分ひとりの判断で行なった経験があるので、賃貸マンションの契約や住み替えくらいは楽勝でできます。
それでも実際に物件探しをし、候補物件を内見しに行く段になったとき、彼氏が「俺もついて行こうか」と言ってくれたのがとても嬉しくて、なんだか肩の荷が軽くなったような気がしたのです。
彼が同行してくれたおかげで、内見の日はウキウキデート気分で楽しむことができました。
そして契約、引っ越し、新居の整えまで、一連の流れが彼と私の共同イベントに変化しました。
私の場合は、それまで住んでいたワンルームマンションから徒歩5分くらいの場所にある、同じくワンルームマンションへの住み替えでしたが、予想以上によい物件に移転することができ、より快適な暮らしが実現したので大満足です。
男性の皆様、もしも恋人の女性が引っ越しを考えているようなら、力になってさしあげてください。
男性がそばについていてくれるだけで、女性は心強く感じます。
特に私のように、ちょっとおっちょこちょいなところのある女性なら、ものすごーくありがたく感じるはずです。
部屋の内見をさせてもらうときは必ず男性も立ち会って。
今はインターネットで空き物件の情報収集をすることができますが、私の経験から言うと、現地の不動産屋さんを訪ねて情報提供をしてもらうのが最も得策のようです。
現地情報に詳しいので、探すエリアを特定することも、拡大または縮小することも上手です。
そして、タイミング次第ではありますが、こちらの希望に合う物件がその場でいくつも候補に挙がるでしょう。
そうしたら、担当者の方に車で案内してもらいます。
このとき、恋人のエスコートがあると大変に心強いのです。
複数の物件を回って、立地・間取り・日照・騒音・エアコンや給湯といった付帯設備・契約条件など、諸々を念入りにチェックし比較検討しなければならないので、完全にこちらサイドに立って一緒に考えてくれる人がいると本当に助かります。
案内してくれる担当者に「住むのは一人だけだと言っていたのに、二人で住んじゃう気かな?」などと、よけいな詮索をされないようにするには、男性が「僕も一緒に見せてもらいます。この近くに住む身内の者です」と、あらかじめ伝えておくのがよい方法だと思います。(嘘でいいので)
引っ越しは業者任せでいいけれど、その後は積極的に用事を引き受けて。
移転先が決まったら、次は引っ越し業者の選定と手配、そして実行ですね。
これは女性ひとりで難なくできます。
ネットで引っ越し業者を調べ、よさそうなところを2〜3社選んで見積もりをお願いし、最も低価格で応対もよかった業者に任せればいいのです。
当たり外れは少ないと思います。
引っ越し当日は、まさに引っ越しのプロがやってきて驚くほどテキパキと作業を進めてくれるので、恋人の男性が仕事を休んで駆けつけるには及びません。
恋人の手が必要となるのは、新居に運んだ荷物があらかた片付いてからです。
私は、ベランダに設置された物干し竿固定器具の高さ調節、電子レンジのアース取り付け、新たに購入した組み立て家具の組み立て、などを彼にやってもらいました。
それから彼はマンションの外から各戸のベランダを眺め、「干してある洗濯物からして、どうも男が多いようだな。戸締まりに気をつけろよ」なんて言っていました。(そんな心配をされるような歳じゃないのに)
そうした一つひとつが、いい思い出になります。
引っ越しもまた人生を彩るイベントですから、ふたりの共通経験として心に残るものにしていけるとよいですね。
【今回のまとめ】
●物件の内見に同行する際は、案内してくれる不動産業者に「僕も一緒に見せてもらいます。この近くに住む身内の者です」と、あらかじめ伝えておくとよい。
●引っ越しは業者任せでよい。
●新居に運んだ荷物があらかた片付く頃を見計らい、彼女ひとりでは大変なことを手助けしに行こう。