皆さんは「コロケーション」って何のことかご存じですか?
コロケーションというのはたとえば、「埒(らち)があかない」というのもそのひとつで、これは「物事の決着がつかない」という意味ですね。
「決着がつかない」というのもコロケーションです。
「埒が」+「あかない」
「決着が」+「つかない」
このように、前の言葉と後の言葉が結びついている、ひと続きの言葉をコロケーションといいます。
コロケーションを数多く知っていると、言葉の世界が広がり、表現の幅も広がります。
その場の状況に応じて、コロケーションを適切に使っていけるとよいですね。
コロケーションを口にするなら、もしくは書くなら、「昔から言い習わしてきたとおりに従う」というルールを守りましょう。
本来の言い方とは微妙にズレた言い方をすると、「あの人は言葉の使い方を知らない。教養がない」と笑われます。
人前で恥をかくことのないようにしなければ!!
このブログでは、日常よく使われるコロケーションを紹介しています。
あなたがこれまで知らずにいた言い回しがきっと見つかるでしょう。
読めば読むほど、「そうか、こういうときはこう言えばいいのか」と新たな発見が増していくと思います。
●「ラ」で始まるコロケーション
●烙印を→押される=消すことのできない汚名を受けること
●埒(らち)が→あかない=物事の決着がつかないこと
●埒(らち)も→ない=とりとめがなく、話の結論やまとまりがつかないこと
●喇叭(らっぱ)を→吹く=できもしない大きなことを言う、という意味
●まとめの一言
コロケーションって便利ですね。
その一言があれば、くどくど説明しなくても伝わります。
●埒(らち)もない
↑こういう言い方もあるのだと、私は今回初めて知りました。
もうひとつ、発見がありました。
●埒(らち)があかない=物事の決着がつかないこと
●埒(らち)もない=とりとめがなく、話の結論やまとまりがつかないこと
↑この2つには微妙な違いがあるのですね。
話が堂々巡りをしているようなときは「埒もない」。
話の内容を実際の行動に移したあとなら、「埒があかない」。
というように使い分けると、より適切だということですね。
言葉を知れば知るほど、話すのも書くのも自由自在になっていきます。
頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。
仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!