【私の速読法】
私は速読よりも精読、味読のほうが好きですが、素早くササッと読了したいときは、以下の要領で読んでいます。無意識のうちに身につけた速読法です。
(1)概略をつかむ
●先ずは、本が伝えようとしているメッセージの概略をつかみます
(帯コピーがあれば必ず読む)
(巻末に解説がある場合は、本編に取りかかる前に読む)
(2)裸にする
●カバーと帯を外し、本を裸にします
(手で持ちやすくなる、ページをめくりやすくなる)
(3)全体像をつかむ
●全体の構成をつかみます
(目次をよく読む)
(目次にキーワードらしきものが散見される場合は、そのワードを頭に入れるようにする)
(4)はじめに、まえがき
●はじめに、を読みます
(5)おわりに、あとがき
●おわりに、を読みます
(6)いよいよ本編に着手
●本編に取りかかります
(最初は普通のペースで読み進める)
(目が慣れてきたら、速度を上げる)
(ページ全体を視界におさめ、大事なことを語っていそうな箇所やキーワードを探して、そこに焦点をあてて読む)
(「です・ます」「と思います」など、読まなくてもよい箇所は飛ばし読みする)
(7)小見出しはスルーする
●小見出しは読みません
(その理由は、小見出しとは、そのあとに続く文を必ずしも要約するものではないから)
(本文を読んだあとに小見出しを読むほうが、まだしも理解の助けとなる)
(8)重要なページに印をつける
●重要なことが書かれているページは端を折る、もしくは付箋紙を貼るようにしています
まとめのひと言
以上が、我流の速読法で、ビジネス書やハウツー本を読むとき、私はいつもこれです。
好きな作家の書いたものや文芸(詩や小説)を読むときは、時間を忘れてじっくりと、その作品世界に耽るようにしています。