『黙って寝てはいられない』
『原発ゼロ やればできる』
2011年福島第一原発事故が起きて以降、日本の原発稼働は2基のみとなり、その後2013年~2015年まではゼロ稼働だったが電力は足りていた、その後はまた稼働基が増えてしまったが・・・
という内容です。
小泉さんは「原発ゼロ・自然エネルギー開発に取り組む中小企業を応援する」城南信用金庫のシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長なんですね。
初代名誉所長は慶應義塾大学の(故)加藤寛教授だそうです。
原発がどれだけ危険かということについては、私もかねてより広瀬隆氏の本を読み、それなりに認識しているつもりです。
ちなみに、広瀬氏の最新作は『地球温暖化説はSF小説だった その驚くべき実態』です。
気温データを捏造している集団があり、その真意は原子力産業を推進することにある、と告発する書のようです。
こちらも読まねば、と思っています。
本書に話を戻すと、小泉さんのように知名度が高く影響力のある人が脱原発・反原発を訴えてくれると、胸のすく思いです。
私も自然エネルギー推進のために、できることをしようと考えています。
まずは東京電力をやめて生協の電気に換えようかなと。
『統計から見えてくる世界のミライ』
本書監修は井田仁康教授(筑波大学)ですが、構成と文はすべて出版社サイドのスタッフ(私も以前よくお仕事をご一緒したことのある編集者さん)によるものです。
統計資料から何を読み取り、どんな問題提起をするかを考えるのは、本当に大変なお仕事でしたでしょう。
対象読者層の小中学生向けに分かりやすく解説するのも容易なことではなかったと思います。
ですから、精読させていただきましたよ。
私が最も興味をひかれたのは、地球温暖化に関するデータと解説でした。
CO2問題については、マスコミ各媒体を通じて盛んに情報が入ってきますが、一方ではそれを正論ではないとする説もあり、どっちが本当なのだろうと軽く悩んでいます。
それで今、広瀬隆『二酸化炭素温暖化説の崩壊』を読み出したところです。
世界的ベストセラー『Factfulness』も読んでみようと思っています。