「この本を読んでよかった。出会えて幸せだ」と強く感動したとき、私はごく短いものですが読書感想文を書くようにしています。
わずか数行のメモであっても、あるとないとでは大きく違います。
自分はこんな本を読み、こんなことを考え、ここに感動した。と記録を残すことにより、いい思い出がどんどんストックされていきます。
私の「思い出貯蔵庫」から、いくつか紹介したいと思います。
当ブログ読者の皆様がこれから読む本を選ばれる際に、少しでも役立ちますなら幸いです。
『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵
この本は、出版からわずか1年余でミリオンセラーとなり、その4年後の今や30ヵ国で刊行されているとのこと。
著者の近藤麻理恵さんは「こんまり」という愛称でも知られる方です。
そのこんまりさんは今年、アメリカTIME誌掲載の記事において、「最も影響力のある100人」の1人に選ばれました。
「人生がときめく片づけの魔法」はアメリカでもウケているようですね。
経済的に豊かな国では、モノがありすぎることが共通の悩みなのかも。
人々は、あまりに多くのモノに囲まれて生活することに疲れちゃってるんですね。
そして、すっきりしたいと願っているんですね。
(ちなみに、「最も影響力のある100人」として、日本人では村上春樹氏が選ばれたことがありますね)
さて、本書の内容は、面白いといえば面白い。
ただ、引っ越しなどで「捨て魔」と化した経験のある人には、「そんなこと、もうとっくに知ってるよ~‼」という感じかもしれません。
私も過去何度か引っ越しを経験し、そのたびに「捨て魔」となりました。
大きなゴミ袋に200袋以上も、服や雑貨を処分してきたので、「捨てる快感」というものがあることをよくわかっているつもりです。
友達を家に招き、好きなものを持ち帰ってもらったこともあります。
リサイクルショップにも持ち込みました。
そんなふうにして捨てる快感を一度味わうと、けっこうやみつきになりますね。
それに、思いきって捨てると、思わぬところから、いいものが転がりこんでくる、という経験もしています。
こんまりの本によると、家の中を片づけることにより、自分本来の道が拓けるそうです。
だから、片づけ祭りを薦めているんですね。
お祭り期間を設けて、短期間に一気に捨てることは、たしかに効果的だと思います。
片づけるなら、まずは洋服から!
ときめかないものは処分する、愛着があってときめくものは捨てずにとっておくといい。
と、この本に書いてあります。
一度片づけたら二度と散らからない!そういうライフスタイルにする!
という点も肝心ですね。
私もそのように心がけています。
『日本でいちばん大切にしたい会社』坂本光司
私はこの本を読ませてもらって本当によかったと思っています。
利潤追求よりも何よりも、社員を大切にする会社こそが成長して長続きするのだという実例がいくつも紹介されています。
未来に希望を感じます。
こういう素晴らしい会社を私も大切にしたい、増やしたい、何か手伝いたいという気になります。
版元の「あさ出版」は、こういう良心的な本を多数手掛けていらっしゃるようです。いい会社ですね。
『日本でいちばん大切にしたい会社』はシリーズ化され、1から7まであるようです。
そこで紹介された会社の一覧を、ネットで見ることができます。
私がもし知人友人に就職相談をされたなら、「日本でいちばん大切にしたい会社」の中から選んで就職活動するといいんじゃない?と薦めます。
●まとめ
今回は、以下の2冊をご紹介しました。
『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵著
『日本でいちばん大切にしたい会社』坂本光司著