文章構成術

文章構成術/雑誌記事の場合、書籍原稿の場合

投稿日:2018年8月10日 更新日:

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前項では、「どのような流れで論を展開するとよいか」についてお話ししました。
文章構成術/論の組み立て→

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会社や学校に提出するレポート
企画書
報告書
就活や婚活の自己推薦書・志望理由書

など、幅広い領域で役立つ情報だと思います。

どうぞご参考になさってください。

今回は、

雑誌や書籍の原稿はどんなふうに組み立てられているか

についてお話しします。

雑誌原稿を書くときの文章構成術

雑誌はたいてい、文字情報とビジュアル情報(写真やイラストなど)によって構成され、その相乗効果により、「読んで楽しい・見て楽しい」誌面になるように工夫されています。

そこで使われている文字は、大きいものから小さなものまで、いろいろあります。

・まず目に飛び込んでくるのはタイトル文字でしょう。
「とにかくここを見て!!」とアピールするために、大きな文字が使われているんですね。

・次に大きいのがサブタイトルです。

・本文には、読みやすい大きさの文字が使われます。

・写真やイラストに添えられている文字(キャプション)や図版説明文は、ごく小さな文字です。

このように文字の大きさに変化をつけることにより、語っている内容の種類が異なることが示されています。

雑誌に盛り込まれている文字情報を種類ごとに分けると、だいたい次のようになります。

・タイトル

・サブタイトル

・リード文(読者を本文へと誘導する前文、または本文の要約)

・見出し(本文をいくつかのブロックに分ける場合は、ブロックごとに見出しがつく)

・本文

・キャプション(写真などに添える説明文)

・コラム(コラムの中にもタイトル・見出し・本文といった区分けがある)

・欄外に記載された「はみだし情報」

ですから、原稿を書く前にまず、手持ちの情報を何段階かにランク分けする必要があります。
そして──

「これはタイトルに使える」

「この内容は本文に入れ込む」

「これは本文とは別にして、コラムで語ったほうが効果的だ。または写真のキャプションにするといい」

というように整理してから、書いていくんですね。

・タイトル

・サブタイトル

・リード文

・見出し

・本文

・キャプション

・コラム

・欄外の「はみだし情報」

といった区分けのしかたは、雑誌のみならず、ビジネス企画書や報告書をまとめる際にも使える方法だと思います。

すべてを一度に語ろうとすると混乱し、収集がつかなくなりますが、手持ちの情報を種類によって分け、適材適所に配置すると、立体的で奥行きのある構成になります。

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本を書くときの文章構成術

書籍原稿を執筆するにあたっては、まず全体の骨組み(構成)をきちんと組み立てることが大切です。

ビジネス書など、ノンフィクションものの書籍原稿はたいてい、

各章のはじめに「扉ページ」があり、そこにリード文が書かれていることが多いようです。
そして各章は、「章」→「節」→「項」という3段構えで構成されています。
単行本1冊あたり、4〜10くらいの章を設けるのが適量だと思います。

そして1章あたり、4〜10くらいの節を設けると適量ですね。
「節」というのは、「項がいくつかまとまったグループ」といったところでしょうか。
「項」というのが「本文」です。
本文ひとかたまりごとに「見出し」がつきます。

本の目次を「分析」してみよう

書籍の目次を見ると、「章→節→項」の構造がよくわかります。

一例として、拙著『言いたいことが伝わる上手な文章の書き方』の第1章は、次のようになっています。

【章タイトル】

第1章 この文章は、どこがおかしい?

【章扉のリード文】

理解に苦しむ「悪文」を書き換えてみよう

私たちがふだん目にするブログやSNS、雑誌、新聞、書籍、新聞にも、意味がよくわからない「難解な文」がいくつも見つかります。
むずかしい内容だから理解できないのではなく、言葉の使い方が適切でないために、理解に苦しむ文になっているのです。
そういう「悪文」こそ、筆力向上をはかる良い教材となります。

【第1章・第1節】

「誰が何をしたのか」が、わかりにくい文章例

【第1章・第2節】

読めば読むほど理解に苦しむ悪文例

【第1章・第3節】

書かれていなければ、読者にはわからない

【第1章・第4節】

誤解を誘う、まぎらわしい表現

【第1章・第5節】

読者の推理によって、意味が変わる文章

↑第1節〜第5節のそれぞれに、いくつか「項」(本文)が設けてあり、

「例文」

「ここが残念!!」

「改善例」

「解説」

「補足」

といった見出しがついています。

(ご興味のある方はぜひご購読を!!)

●まとめの一言

「文を書く」というのは、その時々の思いや考えにフィットする言葉を見つけて組み立てる行為です。
これにより、自分の意見を明確にすることができます。

ただ考えているだけではダメなのです。
書きながら考え、考えながら書くとよいのです。

自分の中から言葉を引き出し、言葉が思考の形をなしていくプロセスを楽しみましょう。

関連記事→文章構成術/パラグラフ(段落)の作り方

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