コロケーション

黄白は散じるもの?黒白は争うもの? 「読み方もわかんない」という人はこれ読んで

投稿日:2018年11月3日 更新日:

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皆さん、「コロケーション」って何のことだかご存じですか?
コロッケのことでもなければ、立地のことでもありませんよ。

コロケーションとは「連語」のこと。
つまり、語と語が自然につながり、結びついていることです。

たとえば、「幸か不幸か」「業が深い」などもコロケーションです。

また、「黄白(こうはく)を散じる」といえば、大金を使うことです。
「黒白(こくびゃく)を明らかにする」といえば、どちらが正しいのかをはっきりさせること、です。

その場の状況に応じて、絶妙のタイミングで使っていけるとよいですね。

コロケーションを使う上でのルールはただ1つ。
「昔から言い習わしてきたとおりに従う」ということだけです。

本来の意味を知らずに、または誤解して、微妙にズレた言い方をすると、「あの人は教養がない。言葉の使い方を知らない」と笑われてしまいそう。

人前で恥をかくことのないようにしたいものですね。
それには、耳で覚え、目で覚えるしかありません。

このブログでは、日常よく使われるコロケーションを紹介しています。
あなたがこれまで知らずにいた言い回しがきっと見つかるでしょう。
そして、読めば読むほど、「そうか、こういうときはこう言えばよかったのか〜」と新たな発見が増していくと思います。

コロケーションに親しみ、言葉の世界を広げて、表現力を高めてください。

●「コ」で始まる言葉のコロケーション


碁を→打つ

請いに→応ずる
乞いに応ずる、とも書きます

請いを→入れる
乞いを入れる、とも書きます

功を→焦る
功を急ぐ、とも言います

功を→奏する
効を奏する、とも書きます

功を→立てる

功を→積む(目的のために努力を積み重ねること)

幸か→不幸か(いいのか悪いのかわからないが、という意味)

稿を→改める(別の原稿として書き直すこと)

稿を→起こす(原稿を書き始めること)

稿を→脱する(原稿を書き終えること)

香(こう)を→聞く(香を焚いて、その香りをかぐこと)

香(こう)を→闘わす(数人が集まり、それぞれが持ち寄った香を焚いて優劣を競うこと)

業(ごう)が→深い

業(ごう)が→沸く(物事がうまくいかないので、腹を立てること)
業を煮やす、とも言います

業(ごう)に→沈む(悪業の報いとして苦しまねばならず、浮かばれないこと)

口角→泡を飛ばす(激しい勢いで議論する様子のこと)
口角沫を飛ばす、とも書きます

肯綮(こうけい)に→中(あた)る(物事の重要なところを衝くこと)

膏血(こうけつ)を→絞る(人が苦労して得た利益を取り立てること)

功罪→相半ばする(良いとも悪いとも言えないこと)
功罪半ばする、とも言います

考察を→加える

攻守→所を変える(攻め手と守り手が互いに入れ替わること、形勢が逆転すること)

口上を→述べる

強情を→張る

後塵(こうじん)を→拝する(人に先を行かれること、地位の高い人や権力のある人に敬服すること)
風下に立つ、とも言います

攻勢に→転ずる

攻勢を→掛ける

功績を→残す

向背(こうはい)を→明らかにする(従うのか背くのかを明白にすること)

勾配が→温(ぬる)い(傾斜がゆるいこと、動作や判断が鈍いこと)

勾配が→早い(傾斜が急であること、動作や判断が素早いこと)

黄白(こうはく)を→散じる(大金を使うこと)

香箱(こうばこ)を作る(猫が背中を丸めてうずくまる様子のこと)

好評を→博する

首(こうべ)を→垂れる
頭を垂れる、とも書きます

首(こうべ)を→回(めぐ)らす(後ろを振り返ること、過去を思うこと)

紅涙(こうるい)を→絞る(女性が涙を流すこと)

声が→かかる

声が→嗄れる

声が→通る

声を→上げる

声を→落とす

声を→かける

声を→揃える

声を→大にする

声を→立てる

声を→作る(自分の声ではないような声を意識して出すこと)

声を→尖らす(とげとげしい口調で言うこと)

声を→呑む
息を呑む、とも言います

声を→励ます(一段と大きな声で言うこと)

声を→弾ませる

声を→張り上げる

声を→潜める

声を→振り絞る

誤解を→解く

誤解を→招く

ご機嫌に→なる

ご機嫌を→うかがう

ご機嫌を→損なう

ご機嫌を→とる

小切手を→切る

呼吸が→合う
息が合う、とも言います

呼吸が→荒い

呼吸を→掴む(物事を行う要領を会得すること)

呼吸を→呑み込む(物事をうまく行う微妙な調子を理解すること)

呼吸を→はかる(ちょうど良い時機を見計らうこと)

虚空(こくう)を→掴む

小首を→傾(かし)げる(少し考え込むこと)
小首を傾(かたむ)ける、とも言います

小首を→投げる(うなだれること)

小首を→捻る(ちょっと考えたり、疑問に思ったりすること)
首を捻る、とも言います

黒白(こくびゃく)を→明らかにする(どちらが正しいのかをはっきりさせること)

黒白(こくびゃく)を→争う(どちらが正しいのかを争うこと)

黒白(こくびゃく)を→弁ぜず(物事の是非・善悪の区別ができないこと)

苔が→生える

虚仮(こけ)に→する(人をばかにすること)

沽券(こけん)に→かかわる(体面や品位に影響を及ぼすこと)

呱々(ここ)の→声を上げる(赤ん坊が生まれること、新しく物事が発足すること)

糊口(ここう)を→しのぐ(やっとのことで生計を立てている、という意味)
口を糊する、とも言います

後光が→差す

心が→洗われる

心が→痛む

心が→動く

心が→躍る

心が→通う

心が→軽い

心が→変わる
気が変わる、とも言います

心が→消える(悲しみや驚きにより、気が転倒すること)

心が→騒ぐ

心が→狭い・広い

心が→弾む

心が→晴れる

心が→乱れる

心に→浮かぶ

心に→掛かる
気に掛かる、とも言います

心に→刻む
胸に刻む、とも言います

心に→突き刺さる

心に→留める

心に→残る

心に→任せる(自分の思うとおりにすること)

心にも→ない

心を→改める
気持ちを入れ替える、とも言います

心を→合わせる

心を→致す(心を込める、心を尽くすこと)

心を→入れ替える
魂を入れ替える、とも言います

心を→動かす(関心を持つこと、感動すること)

心を→打つ
胸を打つ、とも言います

心を→奪われる

心を→置く(心配すること、心にかけること)

心を→躍らせる

心を→鬼にする

心を→決める

心を→砕く(あれこれ考えたり心配したりすること)

心を→配る
気を配る、とも言います

心を→込める(真心をもってすること)

心を→鎮める

心を→使う

心を→掴む
心を捉える、とも言います

心を→尽くす

心を→引く(相手にその気があるのかないのか、気持ちを探ってみること)
気を引く、とも言います

心を→開く

心を→用いる

心を→許す
気を許す、とも言います

心を→寄せる(慕うこと)

志(こころざし)を→得る(目指していた職業や地位を自分のものにすること)

志(こころざし)を→立てる

志(こころざし)を→無にする(人の好意や親切を受け容れないこと)

小才(こさい)が→利く(ちょっとした機転が利くこと)

小細工を→弄(ろう)する

腰が→重い(なかなか行動を起こそうとしないこと)
尻が重い、とも言います

腰が→折れる(邪魔をされて、物事が途中でだめになること)

腰が→軽い
尻が軽い、とも言います

腰が→砕ける(意気込みや勢いがなくなること)

腰が→据わる
尻が据わる、とも言います

腰が→低い(謙虚で控えめであること)

腰が→高い(態度が尊大であること)
頭(ず)が高い、とも言います

腰が→強い・弱い

腰が→抜ける

腰が→引ける

腰に→梓(あずさ)の弓を張る(年をとって腰が曲がり、弓を張ったような形になること)
腰に弓を張る、とも言います

腰に→付ける(自分の自由にできるようにすること)

腰を→上げる
尻を上げる、とも言います

腰を→入れる(真剣に取り組むこと)

腰を→浮かす

腰を→落ち着ける

腰を→折る

腰を→据える
腰を入れる、とも言います

腰を→割る(両足を開いて膝を曲げ、腰の位置を低くすること)

五指に→余る(五本の指では数え切れないほどある、ということ)

五指に→入る(優れたほうから数えて、五番目に入るほどであるということ)

小癪(こしゃく)に→障る
癪に障る、とも言います

小爪(こづめ)を→拾う(言葉尻を捕らえて非難すること)

小手(こて)が→利く(ちょっとしたことに器用であること)
小手先が利く、とも言います

小手(こて)を→かざす(遠くを見るときや、日差しを遮るときのしぐさ)

後手(ごて)に→回る
後手を引く、とも言います

事が→運ぶ

事→ここに至る(事態が悪化し、今となってはどうにもならない状態のこと)

事と→次第によっては(今後の成り行きや状況によっては、ということ)

事と→する(そればかりをすること、それを仕事とすること)

事とも→せず
物ともせず、とも言います

事→なきを得る

事に→当たる

事を→急ぐ

事を→起こす

事を→構える(物事を荒立て、争いを起こそうとすること)

事を→好む(平穏であることよりも、争いや事件などが起こるのを待ち望むこと)

事を→分ける(筋道を立てて、丁寧に説明すること)

琴柱(ことじ)に→膠(にかわ)す(融通が利かないこと)

言葉が→過ぎる
口が過ぎる、とも言います

言葉が→通じる

言葉が→尖る

言葉に→甘える
お言葉に甘えて、というように使いますね

言葉に→余る(言葉では言い尽くすこどできない、という意味)

言葉を→返す

言葉を→飾る(美しい言葉で巧みに言い表すこと、または、真実味のない上辺だけの言葉でごまかすこと)

言葉を→交わす

言葉を→継ぐ

言葉を→尽くす

言葉を→慎む

言葉を→濁す
口を濁す、とも言います

言葉を→吐く

言葉を→挟む

言葉を→卑(ひく)くする(へりくだった言い方をすること)

言葉尻を→捕らえる

子中(こなか)を→成す(子どものある夫婦になること)

小鼻を→うごめかす(得意そうな顔をすること)

小鼻を→膨らます(不満げで不愉快そうな顔をすること)

小腹(こばら)が→立つ(少し癪に障る、ということ)

小腹(こばら)が→減る(少し腹がすいた、ということ)

媚(こび)を→売る

小骨が→折れる(少し苦労をする、ということ)

胡麻(ごま)を→擂(す)る
擂る、という字を忘れてしまったときは、ひらがなで書くとよいですね

小股(こまた)が→切れ上がった(脚が長くてすらりとしていることの形容)

小耳に→挟む

御免(ごめん)を→被(こうむ)る

語呂(ごろ)が→いい・悪い

語呂を→合わせる(言葉が調子よくつながるようにすること)

声色(こわいろ)を→使う

根(こん)を→詰める

痕跡を→留める

コンタクトを→とる(相手に接触すること)

困難を→極める

コンビを→組む

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●まとめの一言

今回の「コで始まる言葉のコロケーション」には、私も初めて知ったものが数多くありました。↓

●請いに応ずる

●請いを入れる

●業(ごう)が沸く=物事がうまくいからいので、腹を立てること

●業(ごう)に沈む=悪業の報いとして苦しまねばならず、浮かばれないこと

●肯綮(こうけい)に中(あた)る=物事の重要なところを衝くこと

●膏血(こうけつ)を絞る=人が苦労して得た利益を取り立てること

●向背(こうはい)を明らかにする=従うのか背くのかを明白にすること

●勾配が温(ぬる)い=傾斜がゆるいこと、動作や判断が鈍いこと

●勾配が早い=傾斜が急であること、動作や判断が素早いこと

●黄白(こうはく)を散じる=大金を使うこと

●黒白(こくびゃく)を明らかにする=どちらが正しいのかをはっきりさせること

●小才(こさい)が利く=ちょっとした機転が利くこと

●腰に梓(あずさ)の弓を張る=年をとって腰が曲がり、弓を張ったような形になること

●腰に付ける=自分の自由にできるようにすること

●小爪(こづめ)を拾う=言葉尻を捕らえて非難すること

●事を構える=物事を荒立て、争いを起こそうとすること

●事を好む=平穏であることよりも、事件などが起こるのを待ち望むこと

●事を分ける=筋道を立てて、丁寧に説明すること

●琴柱(ことじ)に膠(にかわ)す=融通が利かないこと

●言葉を卑(ひく)くする=へりくだった言い方をすること

あなたにとって、「これ知らなかった。覚えておきたい!!」と思うコロケーションはいくつありましたか?

関連記事→策を講ずる?策を弄する? 札束を積む?札びらを切る? 似ているけど実は違うって知ってた!?

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