コロケーション

図に当たるのは良いこと、図に乗るのは悪いこと

投稿日:2018年11月6日 更新日:

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皆さん、「コロケーション」って何のことだかご存じですか?
コロッケのことでもなければ、立地のことでもありませんよ。

コロケーションとは「連語」のこと。
つまり、語と語が自然につながり、結びついていることです。

たとえば、

「寸鉄(すんてつ)人を刺す」というのもコロケーションです。
短い言葉でずばりと急所を突き、人の心に強い印象を残す、という意味です。
その場の状況に応じて、絶妙のタイミングで使っていけるとよいですね。
コロケーションを使う上でのルールはただ1つ。
「昔から言い習わしてきたとおりに従う」ということだけです。

本来の意味を知らずに、または誤解して、微妙にズレた言い方をすると、「あの人は教養がない。言葉の使い方を知らない」と笑われてしまいそう。

人前で恥をかくことのないようにしたいものですね。
それには、耳で覚え、目で覚えるしかありません。

このブログでは、日常よく使われるコロケーションを紹介しています。
あなたがこれまで知らずにいた言い回しがきっと見つかるでしょう。
そして、読めば読むほど、「そうか、こういうときはこう言えばよかったのか〜」と新たな発見が増していくと思います。

コロケーションに親しみ、言葉の世界を広げて、表現力を高めてください。

●「ス」で始まる言葉のコロケーション


酢が→過ぎる
度が過ぎる、とも言います

酢を→買う=よけいな口出しをして怒らせること
酢を乞う、とも言います

図が→ない=途方もない、ということ

図に→当たる=予想したとおりになること

図に→乗る=物事が思いどおりになると思って、つけあがること

頭が→高い

粋(すい)が→身を食う=花柳界の事情などに通じていて粋とされる人は、ついその道にふけって身を滅ぼすことになる、という意味

粋(すい)を→利かす=気を利かせて、色事などをうまくさばくこと

粋(すい)を→尽くす=優れた技術などをすべてつぎ込むこと

水火(すいか)も→辞せず=いかなる困難や苦しみも厭わないこと

水火(すいか)を→踏む=非常に苦しい状態にあること、また、危険をおかすこと

水泡(すいほう)に→帰する

睡眠が→浅い・深い

睡眠を→とる

数(すう)が→知れる=程度がわかる、ということ

数(すう)に→明るい=計算がよくできる、ということ

姿を→現す

姿を→隠す
姿を消す、姿をくらます、とも言います

数寄(すき)を→凝らす=風流な工夫を施し尽くすこと

隙に→付け込む
「隙」は「透き」とも書きます

隙を→つく

隙を→狙う

隙を→見せる

隙を→見る

スクラムを→組む

スコアを→崩す

スコアを→伸ばす

凄みを→利かせる=脅すような態度や言葉で、相手を脅迫すること

筋が→立つ
筋が通る、とも言います

筋が→違う=目指す方向が正しくない、ということ

筋が→悪い=素質がない、性質がよくない、ということ

筋を→運ぶ=話や物語などを進めていくこと

筋骨(すじぼね)を→抜かれたよう=ぐったりとしている様子

筋骨(すじぼね)を→抜く=相手がぐったりするまで、徹底的に痛めつけること

筋道を→立てる

筋道を→踏む

スタートを→切る

スタートラインに→立つ

砂を→噛ます=相撲で、相手の力士を土俵の砂の上に這わせること

砂を→噛む=味気なく感じること

脛(すね)に→傷を持つ

脛を→齧(かじ)る

スピードを→殺す=速度をゆるくすること

図星を→指される

スポットライトを→浴びる

隅に→置けない

スランプに→陥る

擂り粉木(すりこぎ)で→芋を盛る=不可能であることの形容

寸(すん)が→詰まる=洋服の丈など、縦の長さが短くなること

寸暇を→惜しむ

寸鉄(すんてつ)→人を刺す=短い言葉でずばりと急所を突き、人の心に強い印象を残すこと

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●まとめの一言

日本語には数多くのコロケーションがあります。
言葉の文化が豊かだということですね。

「酢が過ぎる」とは、度が過ぎることなんですね。
「酢を買う」は、よけいな口出しをして怒らせること。

知らなかった〜!!

「隙に付け込む」の「隙」は「透き」と書いてもいい、というのも新発見でした。

あなたにとって、「これ知らなかった。覚えておこう!!」と思うコロケーションはいくつありましたか?

関連記事→「世話を焼く・世話が焼ける」はわかるけど、「世話に砕ける」って何のこと?

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