読書感想文

名文・名作たくさん読みたい!!「中島敦」「谷崎潤一郎」「三田文学」

投稿日:2019年12月12日 更新日:

Sponsored Links

「この本を読んでよかった。出会えて幸せだ」

と強く感動したときだけ、私はごく短いものですが読書感想文を書くようにしています。

わずか数行のメモであっても、あるとないとでは大きく違います。

自分はこんな本を読み、こんなふうに感動した。と記録を残すことにより、いい思い出がどんどんストックされていきます。

そんな私の「思い出貯蔵庫」から、いくつか紹介したいと思います。

当ブログ読者の方々がこれから読む本を選ぶ際に、少しでも役立ちますなら幸いです。

『李陵・山月記』中島敦

唐代伝奇などの中国古典に素材を求めた短篇小説集です。

山月記・名人伝・弟子・李陵、と4篇入った文庫本が280円(私が購入した当時)でした。

それから数十年を経た今でも、ワンコインでお釣りがきちゃうのですから、文庫本ってなんてお得なんでしょう!

中島敦という作家は和魂漢才、つまりは和歌も漢詩もよくする人だったそうです。

加えて洋モノもお好みで、横浜山手の女学校で教鞭を執るかたわら、ハイカラなポエムなど書いていらしたようです。

日本で最初にカフカを翻訳したのも中島敦でした。

その中島敦が一時期を暮らした横浜山手に、神奈川近代文学館があります。

そこで開催された中島敦展で、「教え子にもてた」とする紹介文を目にしました。

中島先生、もてて嬉しかったのかな。

余談ながら、私の知人(男性)も女子高で教えていますが、毎日とてもつらい、とこぼしています。

女子高生というものは、見かけは可愛いけれど、その実態たるや思いのほかワイルドで、彼が女性に対して抱いている夢や憧れを悉く粉砕してしまうので、非常につらいのだそうです。

さらに余談ながら、中島敦は妻以外の女性ともいろいろあって、こっそり抱き合っているのを奥さんに目撃されてしまった、という話もあります。

実際はどうだったのでしょうね。

もし本当にあった出来事なら、そのとき中島敦はどう対処したのでしょう。

浮気現場を妻(または夫)に目撃されたとしても、絶対に、「やってない、何もしてない」とシラを切り通さないといけないそうです。

やってる最中の現場に踏み込まれた場合は、「彼女(または彼)が急に具合悪くなったので、しかたなくここで介抱していた」と言い通すのがよいそうです。

話が脱線して失礼しました。

本書収録の短篇「山月記」「名人伝」「弟子」「李陵」は、いずれも名文の鑑のような作品です。

こういうのを「珠玉」というのだと思います。

『In Praise of Shadows』谷崎潤一郎著「陰翳礼讚」の英語版

英語で書かれた本をスラスラ読めるようになりたい。

私の場合は特に、アンジェラ・カーターという作家の書いた小説を原書で読んでみたい。

と言ったら、「比較的シンプルな英語で書かれた短いものから始めるとよい」と、ある人が教えてくれました。

谷崎潤一郎著『陰翳礼讚』(日本語原文)を対訳本として読み進めれば何とかなるだろう、とも言われました。

そこで購入したのが本書です。

はりきって洋書読みにチャレンジしましたが、結果はどうかというと──

文の構造は理解できます。だから、おおよその文脈はつかめます。

でも、ところどころでつまずきます。

私に語彙力が不足しているからだと痛感しました。

かくなるうえは方向転換を図り、英和辞書を読むことから始めよう。

読んで面白い英和辞典ってあるかな?

どなたかご存知でしたら教えてください。

とぼやいていたら、ある方がこう教えてくれました。

「面白いかどうかはともかくとして、研究社の中英和を乱読してみてください。実力がつきます」

はい、わかりました。がんばってみます。

英和辞書を枕元に置き、毎晩少しずつ読んでみましょう。

眠れないときなど、入眠剤の代わりになりそうです。

●『三田文学』2015.11月号

http://www.mitabungaku.jp/backnumber123.html

イギリス在住の作家カズオイシグロ氏が来日し、慶應義塾大学で講演をしたときの講演録を掲載した号です。

これが出た当時は、私も「三田文学」誌を定期購読していたのですが、読んだあとはいつも友達にあげちゃっていました。

それがですよ、カズオイシグロ氏ノーベル文学賞受賞のニュースが飛び込んできたのですから、あわてました。

あの講演録をもう一度読みたい、と切実に思いましたよ。

さっそくアマゾンで調べてみたら、なんと売り切れでした。

三田文学が在庫ゼロになるなんて、すごーく珍しいことだと思います。

それで仕方なく、私は地元図書館で借りて、講演録のページをコピーしました。

●まとめ

今回は、以下の3冊をご紹介しました。

『李陵・山月記』中島敦著

『In Praise of Shadows』谷崎潤一郎『陰翳礼讚』の英語版

『三田文学』2015.11月号

関連記事→だんだんよくなる西加奈子

Sponsored Links

-読書感想文

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

この本にも飛びつきました!!『読む京都』『女ぎらい』『女子をこじらせて』

Sponsored Links 「この本を読んでよかった。出会えて幸せだ」 と強く感動したときだけ、私はごく短いものですが読書感想文を書くようにしています。 わずか数行のメモであっても、あるとないとで …

芥川賞or直木賞受賞の、気になる作家・気になる本

Sponsored Links 私はどちらかというと古い小説を読むことが多く、最近の若い作家のことはほとんど知りません。 たまに芥川賞受賞作を読む程度で、直木賞まではとても手が回りません。 そこで、読 …

読書感想文/コンピュータが小説を書く日、そのほかオススメの3冊

Sponsored Links 学校を卒業すると、本を手にする機会がめっきり減る、と言われています。 しかし、社会人になってからこそ、積極的に本を読むことが大切なのだと私は思っています。 読みながら、 …

年とったからこそ、じんとくる本

Sponsored Links 図書館のリサイクルコーナーにあった本を、母のために持ち帰りました。 『シルバー川柳』という本で、今年88歳の母が読むのにちょうどよいと思ったのです。 狙いは的中し、母は …

人生を変えるかもしれない本

Sponsored Links 「この本を読んでよかった。出会えて幸せだ」と強く感動したときだけ、私はごく短いものですが読書感想文を書くようにしています。 わずか数行のメモであっても、あるとないとでは …

言葉をたくさん知っていると、話すのも書くのも自由自在。頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!

当サイト「言葉力アップグレード」は言葉の世界を豊かにし、話し方・書き方をレベルアップする技術を紹介しています。どうぞご活用ください。

follow us in feedly