リテラシー向上

ことわざ・故事成句 これだけは知っておきたい PART1

投稿日:2024年2月12日 更新日:

ことわざ、というものは日常の会話や文章の中でもよく使われますね。

それは遠い昔から今に伝わる由緒ある事柄で、特に中国の古典に記された逸話から選りすぐって「故事成語」または「故事成句」としたものが語り継がれているようです。

聞いたことはあるけど、意味はよくわからない。ということはありませんでしたか? わざわざ辞書を引くほどではないし……と、そのままにしていませんか?

だとしたら、よい機会ですから、この先を読んでみてください。

これだけは知っておきたい、基本的と思われる「ことわざ」をリストアップします。

ことわざ・故事成句 これだけは知っておきたい・PART1

●青(あお)は藍(あい)より出でて藍より青し
=弟子が先生よりすぐれること。

●悪事千里を走る
=悪い行ないはすぐ世間に知れ渡る、ということ。

●悪銭身につかず
=不正なことをして得た金銭は、結局むだな使い方をしてしまうので身につかない、ということ。

●羹に懲りて膾を吹く(あつものに こりて なます を ふく)
=一度失敗したのに懲りて、過度の用心をすること。

●雨だれ石を穿つ(うがつ)
=微力でも根気よく続ければ成功するということ。

●雨降って地固まる
=いざこざがあった後は、かえって物事が落ち着きおさまること。

●生き馬の目を抜く
=すばしこく抜け目のないこと。

●石に嗽ぎ(くちすすぎ)流れに枕す
=負け惜しみの強いことを言う。「石に枕し流れに漱ぐ」を逆に言ったもの。

●石の上にも三年
=あきらめずに続けること、根気が大切だということ。

●石橋を叩いて渡る
=用心の上にも用心をすること。

●医者の不養生(ふようじょう)
=人には立派なことを言いながら、自分では実行しないこと。同義の言葉に「坊主の不信心」「紺屋の白袴」(こうやのしろばかま)がある。

●一寸の虫にも五分の魂
=どんな弱小の者にも、意思や感情がある、ということ。

●衣食足りて礼節を知る
=生活に余裕ができてはじめて、他人に対する礼儀と節度のある態度が生まれてくる、ということ。

●井の中の蛙(かわず)大海を知らず
=視野が狭く、思慮も浅いこと。同義の言葉に「遼東の豕」(りょうとうのいのこ)、「鳥無き里の蝙蝠」(とりなきさとのこうもり)がある。

●魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)
=相手に好意を持てば、相手からも好意を持たれる、ということ。

●氏(うじ)より育ち
=人は生まれ(家柄)よりも、環境や教育の力に左右されるところが多い、ということ。

●嘘も方便(ほうべん)
=善意から出た嘘は、やむを得ないということ。

●瓜(うり)の蔓(つる)に茄子(なすび)はならぬ
=平凡な親からは非凡な子は生まれないという意から、血統は争えないことを言う。

●画(え)に描(か)いた餅(もち)
=現実には役に立たないこと。

●蝦(海老)で鯛を釣る
=わずかな元手で大きな利益を得ること。

●縁の下の力持ち
=人の知らないところで虚しく苦労すること。

●負うた子に浅瀬を教えられる
=時には自分よりも年下、未熟な者に教えられることがある、ということ。

●同じ穴の貉(むじな)
=同類の悪党のこと。「同じ穴の狐」「同じ穴の狸」とも言う。

●鬼に金棒(かなぼう)
=よい条件に、さらによい条件が加わること。

●鬼の居ぬ間の洗濯
=気兼ねなく、くつろぐこと。

●帯に短し襷(たすき)に長し
=物事が中途半端で役に立たないこと。

●溺れる者は藁(わら)をも掴む
=切羽詰まった状況下では、取るに足らぬものにも縋りがちになるものだということ。

●飼い犬に手を噛まれる
=面倒をみてやった者から恩返しをされるどころか、逆に害を受けること。

●蛙の子は蛙
=平凡な親から生まれた子は、結局は平凡な人になる、ということ。

●蝸牛(かぎゅう)角上(つのうえ)の争い
=つまらぬ小事で争うこと。

●火中(かちゅう)の栗を拾う
=危険なことに手を出すこと。

●河童の川流れ
=名人も時には失敗をすることもある、ということ。同義の言葉に「弘法(こうぼう)も筆の誤り」「猿も木から落ちる」がある。

●勝てば官軍(かんぐん)、負ければ賊軍(ぞくぐん)
=勝ったほうは正義の正規軍となり、負けたほうは反逆者の扱いをされることから、「強いもの勝ち」という意味。

●果報(かほう)は寝て待て
=幸運はあせらずに待つべきものだということ。

●亀の甲より年の功
=年長者の経験に裏打ちされた知恵や意見は尊い、ということ。

●木で鼻を括る(くくる)
=無愛想にもてなすこと。

●雉(きじ)も鳴かずば射たれまい
=無用なことを言わなければ、禍(わざわい)を招かない、ということ。

●九牛(きゅうぎゅう)の一毛(いちもう)
=取るに足らぬ、わずかなこと。同義の言葉に「滄海(そうかい)の一粟(いちぞく)」がある。

●窮鼠(きゅうそ)猫を噛む
=切羽詰まって必死になれば、弱者も強者を破ることがある、という意味。

●漁夫(ぎょふ)の利
=他人の争いに乗じて利益をおさめること。

●腐っても鯛
=よい物は、傷んでもなお値打ちがある、ということ。

●君子(くんし)危うきに近寄らず
=徳が高く品位のある人、つまり人格者は、危険のある物事にはやたらに近寄らない、ということ。

●毛を吹いて疵(きず)を求む
=人の欠点を指摘して、かえって自分の欠点を暴露すること。

●鶏口(けいこう)たるとも牛後(ぎゅうご)たる勿れ(なかれ)
=大きなもの(組織・集団)の中の小さな存在であるよりも、小さなものの中の大きな存在であれ、という意味。



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