クリエイティブ・ライティング

終わりなき推敲──目指せ珠玉の一篇②

投稿日:2020年8月26日 更新日:

名作の名書き出し

きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かもしれないが、私にはわからない。(カミュ『異邦人』)

恥の多い生涯を送って来ました。(太宰治『人間失格』)

生れて、すみません。(太宰治『二十世紀旗手』)

──というように、強烈な印象を残す一文から始めると、作品全体が命を吹き込まれたようになりますね。

私の小説にはそれがない!と気がつきました。

今から付け足してもいいよね、作品のクオリティ高まるよね、と勝手に決め込み、書き出しの「惹句」をひねっているところです。

すごくいいのが見つかるまで続行します。

魅惑の一文、出てこい出てこい!ひらめいて~!

と騒ぎ立てて3日後、こんなのを思いつきました。

拙作『YHMスクランブル』の書き出し

現実よりも虚構を好むロマンティストの街。ここに暮らすと映画の中にいるかのよう。豪奢にも貧乏にも洒落た味わいがある。いっそ人生浮沈のおののきに耽ってやろうという気にもなる。


関連記事→お気に入りの街を文章で素描(スケッチ)してみよう・横浜編

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