漢字の誤読・言い間違い

聞き違いをするから、言い間違いをしてしまう

投稿日:2017年4月15日 更新日:

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私はそそっかしいので、しょっちゅう聞き違いをしています。

言い間違いをすることもしょっちゅうです。

↑「決死の覚悟で」というべきところを、「必死の覚悟で臨みます」などと、長年にわたって言い間違いをしてきたのは私です。

いつ、どこで、間違えて覚えてしまったのでしょうか。

他人のせいにするのはよくないとわかっていますが、誰かが「必死の覚悟で」と言うのを耳にして、そのまま記憶してしまったような気がします。

あるいは、例によって単なる聞き違いだったとも考えられます。

↑人は「決死の覚悟で」と言っているのに、私が勝手に「必死の覚悟で」と聞き違えた可能性は高いのです。

言葉を生半可に覚えて遣っていた私が悪い。

●山本部長の奥様は金井さん?

昔、私が会社勤めをしていたある日のこと、山本部長宛に電話がかかり、相手の方は

「カナイですが」

とおっしゃいました。

私はてっきり

「金井さん」

だと思って部長に取り次ぎました。

が、あとで聞いたら、部長の奥さんだったのです。

「家内です」

というわけだったのね。

●リミットとメリット


知り合いのデザイナーに名刺のデザインを依頼したところ、

「メリットはいつ?」

と訊かれました。

「メリット(利点)は特にないと思うけど、リミット(期限)なら10日でどう?」

と答えました。

●横車


道理(物事の正しい筋道)に合わないことを無理に押し通そうとすることを「横車を押す」と言います。

たまに、「横車を入れる」と言う人がいますが、これはたぶん、「横車を押す」と「茶々を入れる」を混同しているのでしょう。

車を縦方向に動かすならまだしも、横に動かすのは無理があります。

↑だから「横車を押す」と言うんですね。

●端と緒


物事に着手すること、着手した物事の見通しがついて軌道に乗りだすことを「緒に就く」(ちょにつく)と言います。

端緒に就く(たんちょにつく)

と言い間違える人は、「緒に就く」と「端を発する」を混同していますね。

ついでに「端」と「端緒」をごっちゃ混ぜにして覚えてしまったのでしょう。

ちなみに、「端を発する」とは、それがきっかけになって物事が始まること。

「端緒」(たんちょ)とは、物事の始まり、いとぐち、手かがりのこと。

問題解決の端緒となる。
端緒が開ける。

というように遣います。

●醸す、醸し出す


大臣の失言が「物議を醸す」ということはあっても、「物議を醸し出す」という言い方はしません。

険悪な雰囲気を醸す
楽しいムードを醸し出す

という表現なら間違いではありません。

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●濡れ手で泡?


濡れた手で粟に触れると粟粒がたくさんついてくることから、多くの利益を容易く得ることを「濡れ手で粟」と表現します。

バブルの頃は簡単に儲かって笑いが止まらなかった。

でも長くは続かなかったなあ。

バブルって、つまりは泡のことなんだよね。

泡だから、すぐに消えちゃう。

ほら、日本では昔から、濡れ手で泡っていうでしょ?

などと物知り顔に語っていた人がいるのですが、濡れ手に「泡」じゃなくて「粟」ですから、お間違えのないように。

●まとめ

聞き違いと言い間違いは密接につながっている。

という気がします。

私の例のように、「決死の覚悟」を「必死の覚悟」などと間違って聞き覚えてしまうと、その後はずっと言い間違いを繰り返すことになってしまいます。

ちょっと気の利いた言葉を自分も遣ってみようと、やたらと人真似をするのは危険な行為。

といったら大げさでしょうか。

しかしリスクを伴うことは確かなのです。

真似をするなら、日頃きちんとした言葉遣いをしている人を真似るようにすれば、比較的安全だと言えるでしょう。

自ら辞書などで確かめ、

これでいいのだ!!

と確信をもって言葉を遣っていくことがベストですね。

関連記事→ちょっとアブない隠語も、正しく覚えれば失敗しない

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