コロケーション

手が切れるような1万円札って、どんなお札?

投稿日:2018年11月28日 更新日:

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皆さん、「コロケーション」って何のことだかご存じですか?
コロッケのことでもなければ、立地のことでもありませんよ。

コロケーションとは「連語」のこと。
つまり、語と語が自然につながり、結びついていることです。

たとえば、「手が切れる」というのもコロケーションです。
この言葉には2つの意味があります。

1.関係がなくなること

「あの人とはもう手を切った」というように使いますね。

2.紙幣などが真新しい様子のたとえ

「手が切れるような1万円札で払ってやる」というように使いますね。

コロケーションを使う上でのルールはただ1つ。

「昔から言い習わしてきたとおりに従う」

ということだけです。

本来の意味を知らずに、または誤解して、微妙にズレた言い方をすると、「あの人は教養がない。言葉の使い方を知らない」と笑われてしまいそう。

人前で恥をかくことのないようにしたいものですね。
それには、耳で覚え、目で覚えるしかありません。

このブログでは、日常よく使われるコロケーションを紹介しています。
あなたがこれまで知らずにいた言い回しがきっと見つかるでしょう。
そして、読めば読むほど、「そうか、こういうときはこう言えばよかったのか〜」と新たな発見が増していくと思います。

コロケーションに親しみ、言葉の世界を広げて、表現力を高めてください。
その場の状況に応じて、タイミングよく使っていけるとよいですね。

●「テ」で始まる言葉のコロケーション


手が→上がる=技能が上達すること、字が上手になること、飲酒量が多くなること
腕が上がる、とも言います

手が→空(あ)く

手が→後ろに回る=警察に捕らえられること

手が→掛かる=労力と時間を必要とすること

手が→利く=手先が器用であること

手が→切れる=関係がなくなること。または、紙幣などが真新しい様子の形容

手が→込む

手が→足りない

手が→付く=新しい仕事に取りかかること

手が→付けられない

手が→出ない

手が→届く

手が→ない

手が→長い=盗み癖があること

手が→入る=犯人逮捕や証拠品押収のために警官や刑事が立ち入ること、または、製作の過程で他の人の修正が加わること

手が→離れる

手が→早い

手が→塞がる

手が→回る

手と→身になる=財産をすっかりなくすこと

手に→汗を握る

手に→余る=たくさんあって、または大きくて、持ちきれないこと
手に負えない、とも言います

手に→入れる

手に→負えない=自分の力では扱いきれないということ

手に→落ちる=その人の所有となること

手に→掛ける=自分で手がけること、または、殺すこと

手に→する

手に→付かない

手に→手を取る=互いに相手の手を取り合うこと、行動を共にすること

手に→取るよう

手に→乗る=相手が仕掛けた計略にはまること

手に→渡る=ある人の所有になること

手も→足も出ない

手を→上げる=上達すること、相手を殴るために手を振り上げること、降参すること、平伏していた手を上げること

手を→合わせる=合掌して拝むこと、相手になって勝負すること

手を→入れる
手を加える、とも言います

手を→打つ

手を→掛ける

手を→借りる

手を→切る

手を→下(くだ)す=自ら実際に行うこと

手を→組む

手を→拱(こまね)く=何もしないでただ見ていること
腕を拱く、手を束ねる、とも言います

手を→締める=ある物事の成就を祝って、大勢の人が掛け声に合わせて手を打つこと
「手締めをする」とも言います

手を→染める

手を→出す

手を→付ける

手を→取る

手を→握る
手を結ぶ、とも言います

手を→抜く

手を→延ばす

手を→引く

手を→広げる

手を→回す

手を→焼く

手を→煩(わずら)わす

手垢(てあか)が→付く=使い古されていること

手足と→なる=ある人の下で、その人の思うとおりになって働くこと

出足が→いい・悪い

出足が→鋭い
出足がいい、とも言います

出足が→鈍い
出足が悪い、とも言います

体裁(ていさい)を→備える=一定の形式を保っていること

体裁を→繕(つくろ)う=他人の目に悪く映らないように見せかけること
人前を繕う、とも言います

体裁を→整える

定説(ていせつ)を→覆(くつがえ)す

抵当に→入れる
担保に入れる、とも言います

抵当を→取る
担保を取る、とも言います

丁年(ていねん)に→達する=一人前と認められる年齢になること

定評が→ある

体(てい)よく→断る

テープを→切る=競走などで、一着でゴールインすること

手刀(てがたな)を→切る

手紙を→認(したた)める

手柄を→立てる

手傷(てきず)を→負う

手際が→いい・悪い

手癖が→悪い=盗みをする癖があること、または、女癖が悪いこと

梃子(てこ)でも→動かない=強情を張って、言うことを聞かないこと。または、どんな方法を使っても、その場を離れないこと

手心を→加える=手加減をすること、寛大に取り扱うこと

手塩に→掛ける=苦労して面倒を見ること

手筋(てすじ)が→いい=書画や芸事などの素質があること
筋がいい、とも言います

手筋を→読む=囲碁や将棋で、有効な指し手を考えること

手出しが→できない

手出しを→する

手玉(てだま)に→取る=人を思いどおりに操ること、翻弄すること

轍(てつ)を→踏む=前の人と同じ失敗を繰り返すこと

手付けを→打つ=支払金額の一部を渡すこと
手付けを払う、とも言います

鉄槌(てっつい)を→下(くだ)す=厳しい制裁を加えること

手続きを→踏む

てにをはが→合わない=話や文章の筋道が通っていない、辻褄が合わないこと

手の平を→反(かえ)す=態度をがらりと変えること
掌(たなごころ)を反す、手の裏を反す、とも言います

手筈(てはず)が→整う

出端(でばな)を→折る
出端を挫(くじ)く、とも言います
「出端」は「出鼻」とも書きます

手間が→掛かる

手間を→取らせる

デマを→飛ばす

手元に→置く

天を→仰ぐ

天を→摩する=空に届くのではないかというほど高いこと

点が→甘い

点が→辛(から)い

点を→取る

天下を→取る=国全体を支配すること

天機(てんき)を→洩(も)らす=重大な秘密を人に知らせること

天気が→崩れる

天狗(てんぐ)に→なる=人に褒められたりして、うぬぼれること

点呼を→取る

天寿を→全(まっと)うする=長生きをして死ぬこと

点数を→稼ぐ

天誅(てんちゅう)を→下(くだ)す=天に代わって罰を下すこと
天誅を加える、とも言います

店頭に→出す
店頭に並べる、とも言います

伝統を→継ぐ

伝統を→誇る

伝統を→守る

天罰(てんぱつ)が→下(くだ)る=悪い行いに対して、天が罰を下すこと

天秤(てんびん)に→掛ける
両天秤を掛ける、とも言います

天分に→恵まれる

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●まとめの一言

日本語には数多くのコロケーションがあります。
言葉の文化が豊かだということですね。

●手が長い=盗み癖があること

●手と身になる=財産をすっかりなくすこと

●丁年(ていねん)に達する=一人前と認められる年齢になること

●てにをはが合わない=話や文章の筋道が通っていない、辻褄が合わないこと

●天を摩する=空に届くのではないかというほど高いこと

●天機(てんき)を洩(も)らす=重大な秘密を人に知らせること

↑私はこの6つを今回初めて知りました。

また、

「出足が鈍い」の反対を「出足が鋭い」と言うことも初耳でした。

漢字の書き方についても新たな学びがあります。

●手紙を認(したた)める

●手の平を反(かえ)す

↑このように書くのですね。
「手紙をしたためる」とひらがなで書くのはいいとして、
「手の平を返す」と書いていた自分の無知を、ちょっぴり反省しています。

言葉の世界は奥が深いので、興味は尽きません。

言葉をたくさん知れば知るほど、話すのも書くのも自由自在になっていきます。
頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。
仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!

あなたにとって、「これ覚えておこう!!」と思うコロケーションはいくつありましたか?

関連記事→泥仕合?泥試合? 泥をかぶる?泥を塗る?泥を吐く? 何のことだか分からない人はこれ読んで

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