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文章力/読みにくい文を読みやすくするコツ

投稿日:2017年5月13日 更新日:

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書くことによって筆力がつく。

書けば書くほど、うまくなる。

人の書いた文章を修正させてもらうと、さらに筆力がつく。

↑これは私がライター生活の中で掴んだ実感です。

ライター歴たかだか20年の者が文章術を語るのはおこがましいのですが、

文意が明確に伝わる書き方というものがある

ことは事実です。

読みやすい文章、読みにくい文章。

わかりやすい文章、わかりにくい文章。

その違いがどこにあるのでしょう。

違いがはっきりとわかるようになったのは、私の場合でいうと、他人が書いた原稿を修正させてもらう機会を得たことがきっかけでした。

皆さんも、自分以外の誰かが書いた文章をこっそりリライトしてみてはいかがでしょう。

言葉は悪いのですが、他人のあら探しをするつもりでやっていくといいのです。

自分の欠点は気づきにくいけれど、他人の欠点はよくわかります。

人のふり見て我がふり直せ、です。

以下に、読みにくい文章を読みやすくするコツを挙げてみます。

参考にしていただけますなら幸いです。

●読みにくい文章を読みやすくするコツ


「この人の文章、読みにくいな」と感じるときは、どうして読みにくいのか考えてみます。

どうでもいいことをだらだらと書いているから読みにくいのか。

難解な言葉を多用しているから読みにくいのか。

原因が特定できれば、リライトの方向性が見えてきます。

単に読みにくいだけでなく、いくら読んでも文意を読み取れないこともあります。

そんな難物に遭遇したときこそ、絶好のチャンスです。

一読ですっと理解できる文章になるよう、リライトしてみましょう。

わかりにくくしている原因を特定することで、リライトの方向が掴めます。

わかりにくいのは、説明が不足しているからなのか。

逆に、説明が長すぎて、混乱を招いているのか。

でなかったら、話が矛盾しているせいなのか。

難文を読み解く作業と、平易な文章に書き換える作業を、同時に進めることは可能です。

決して簡単な作業ではないのですが、慣れればどうってことはありません。
「自分だったらこう書く」
という意識をもって読むことで、脳に新たな神経回路がつくられていくようです。

文章を読むのと書くのでは、頭の使い方がまったく異なります。

それを同時にやっていくのですから、頭にとって良い修練になることは間違いないと思います。

やればやっただけの成果を得られる、というのが私の実感です。

皆さんも、難解な文章をうまくリライトできたときの爽快感をぜひ味わってください。

「この文章を書いた人はこういうことを言いたかったのか」
とわかった瞬間、喉のつかえが下りたようにスッキリします。

そういうことを繰り返していくうちに、書くことがめきめき上達し、頭も良くなるのですから、やらなきゃ損だと思いませんか。

●文法を基礎から学び直そう


読む人にとってわかりにくい文章というのは、多かれ少なかれ、ルールに反した書き方がなされているものです。

たとえば──

父が私が今朝起きた時間を聞いた。

↑この文の意味を理解するには時間がかかります。

父が、私が今朝起きた時間を聞いた。

↑読点を加えれば、いくらか読み取りやすくなります。

父は私に、今朝は何時に起きたのかと聞いた。

↑と書き換えれば、なおわかりやすくなります。

現代日本語をひとつの言語体系として成立させているルールがあります。

↑それは統語法、または統辞法というもので、単語を組み合わせて文を作る際の文法的規則の総体を指します。

話をわかりやすくするために、ここでは単に「文法」とすることをご容赦願いたいと思います。

文法を無視しては、日本語として通じる文を書くことはできません。

文法などお構いなしに、ただ語を並べると、

父が聞いた時間を今朝起きた私が。

↑というように支離滅裂な文になってしまいます。

読みやすく、わかりやすい文章を書く心得、その基本中の基本は、日本語文法に則した書き方をすることです。

そのためには、ふだん意識することなく使っている「文法」をおさらいすることが必要です。

「いまさら文法の勉強なんて。受験生じゃあるまいし」

「勉強しなくても、ちゃんと日本語を使えている」

という方もいるかもしれません。

しかし、基礎を甘く見てはいけませんね。

基礎がきちんと身についていないのに、高度なテクニックを駆使できるわけがないのです。

基礎を会得してこそ、むずかしい問題を解く思考力や応用力が養われます。

●まとめの一言


日本語文法をおさらいすることで、誰もが読みやすく、わかりやすい文章を書けるようになるはずです。

「いまさら文法なんて」とばかにせず、基礎からコツコツ積み上げていきましょう。

やがて、あるとき、扉が開くはずです。

目の前がぱっと明るくなり、何もかも、突然にわかるようになるのです。

関連記事→文章力/主語と述語の「ねじれ」に注意

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