皆さんは「コロケーション」って何のことかご存じですか?
たとえば、「理屈に合う」「理に適う」というのもコロケーションで、これは「物事の正しい筋道に合致している。論理的にいって正しい。正論である」という意味ですね。
「理屈に」+「合う」
「理に」+「適う」
このように前の言葉と後の言葉が結びついて、ひと続きの言葉になっているものをコロケーションといいます。
コロケーションを数多く知っていると、言葉の世界が広がり、表現の幅も広がります。
その場の状況に応じて、コロケーションを適切に使っていけるとよいですね。
コロケーションを口にするなら、もしくは書くなら、「昔から言い習わしてきたとおりに従う」というルールを守りましょう。
たとえば、「理屈に合う」と「理に適う」を勝手にミックスして「理屈に適う」というような言い方はしないほうがよいでしょう。
本来の言い方とは微妙にズレた言い方をすると、「あの人は言葉の使い方を知らない。教養がない」と笑われます。
人前で恥をかくことのないようにしなければ!!
このブログでは、日常よく使われるコロケーションを紹介しています。
あなたがこれまで知らずにいた言い回しがきっと見つかるでしょう。
読めば読むほど、「そうか、こういうときはこう言えばいいのか」と新たな発見が増していくと思います。
●「リ」で始まるコロケーション
●利に→走る=利益追求に躍起になること
●利を→食う=利息をもたらす、という意味
●理に→落ちる=理屈っぽくなること
●理に→適う=理屈や道理にぴたりと合うこと
●理の→当然=理屈からいって当然だということ
●理を→非にする=道理に適ったことなのに、あえて誤ったこととする、という意味
●リードを→許す=運動競技などで、相手に引き離されること
●理屈に→合う
●理屈を→こねる
●理屈を→つける=道理がありそうなことを、無理にこじつけて言うこと。しいて辻褄を合わせること。
●利鞘(りざや)を→稼ぐ=商取引などで、売値と買値の差額によって生じる利益を得ること
●リスクが→大きい=損害を受ける可能性が高いということ
リスクが高い、とも言います
●リスクを→負う
リスクを伴う、とも言います
●リズムに→乗る
●リズムを→取る
●理性を→失う=物事を論理的に思考したり、自己を抑制したりする能力をなくすこと
●理性を→保つ
●溜飲(りゅういん)を→下げる=不平や不満を払い去って、気分をさっぱりさせること
●柳眉(りゅうび)を→逆立てる=美女が眉をつりあげて怒ること
●涼(りょう)を→取る=涼しい風にあたったりして涼むこと
●良心が→許さない
●良心に→恥じる
●両端を→持(じ)す=2つのうちのどちらにつこうかと迷うこと
●両天秤を→かける
天秤にかける、二股をかける、とも言います
●旅装を→解く=旅行をするための服装を脱いで、普段着になること
●まとめの一言
●利に走る=利益追求に躍起になること
●利を食う=利息をもたらす、という意味
●理に落ちる=理屈っぽくなること
●理を非にする=道理に適ったことなのに、あえて誤ったこととする、という意味
●両端を持(じ)す=2つのうちのどちらにつこうかと迷うこと
↑この5つを、私は今回初めて知りました。
コロケーションって便利ですね。
その一言があれば、くどくど説明しなくても伝わります。
仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!