ロジカル・ライティング

ロジカル・ライティングへの第一歩

投稿日:2020年1月21日 更新日:

論理的な文章を書くことを「ロジカル・ライティング」といいます。

具体的にどのように書けばよいか、考えてみましょう。

まずは、書き出す前の準備が必要です。

箇条書き+図式化

情報を箇条書きして、それを種類ごとに分けて図式(フローチャート)にする。

↑こうして情報が「見える」ようにすることで、いろいろなメリットがあります。

●不足している点がないか、チェックしやすい

●不足している箇所を補い、必要な情報を「もれなく・重複なく」盛り込むことができる

●矛盾点がないか、チェックしやすい

●話の整合性をはかり、論理的な書き方ができる

●説得力がアップする

上記のようにして、ロジカル・ライティングの基礎を固めましょう。

「目理方結」という書き方

図式(フローチャート)の準備が整ったら、それを見ながら文章を書き起こしていきます。
「目理方結」の文型に則して書くと、うまくいきます。

●「目」は目的

●「理」は理由

●「方」は方法

●「結」は結論

この4段構えでいきましょう。

話が行ったり来たりすることのないようにしましょうね。
Aを受けてB、Bを受けてC、Cを受けてDというように、スムーズな流れを作ってください。

①「目理方結」それぞれにおいて、必要な情報が「もれなく・重複なく」盛り込まれている。

②「目理方結」それぞれにおいて、矛盾がない。

この2点がクリアされていれば、それはもう立派なロジカル・ライティングです。

①必要な情報を「もれなく・重複なく」盛り込む

②矛盾する点がない

この2点は、ロジカル・ライティング(論理的な書き方)をする上で基本中の基本なのです。

「反論想定」という技法

自分の意見をより説得力のあるものに高める技法のひとつに、「反論想定」というものがあります。

●自分と対立的な立場にある人の意見を紹介する

●そのような意見が生じた理由を明らかにし、批判または否定する

●「以上のことから、自分の意見のほうが正しい」と立証する

小論文や論文などの論述に、この「反論想定」という技法がよく用いられます。

関連記事→論理的な文章の組み立て方

-ロジカル・ライティング

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

論理的な文章の組み立て方

論理的な文章のパターン 「論理的思考」といわれるものには、数種類のパターンがあります。 三段論法、演繹法、帰納法、弁証法、仮説検証法などです。 思考を組み立てるプロセスにおいて、三段論法、演繹法、帰納 …

ロジカル・ライティング/論理的な文章を書く準備

ビジネス上のメール、企画書、報告書などを書くときは、伝えたいことが確実に伝わる文にする必要がありますね。 それさえできれば仕事がはかどること間違いなし、加えて、高い評価を得られるでしょう。 伝えたいこ …

ロジカル・ライティングの参考書

バーバラ・ミント著『考える技術・書く技術』 ロジカル・ライティングに関する本は多数出版されています。 私も何冊か読みました。 その中で最も納得し、皆様にぜひオススメしたいと思ったのは、ロジカル・ライテ …

言葉をたくさん知っていると、話すのも書くのも自由自在。頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!

当サイト「言葉力アップグレード」は言葉の世界を豊かにし、話し方・書き方をレベルアップする技術を紹介しています。どうぞご活用ください。

follow us in feedly