暮らし歳時記

10月は神無月(かんなづき)

投稿日:2022年1月24日 更新日:

●10月の別名・異称・愛称

10月の別名は「神無月(かんなづき)」または「神去月(かみさりづき)」です。

全国各地にいらっしゃる八百萬の神が、年に一度、出雲の地で開催される大集会へお出かけになり、お留守になるから、とされています。


神々が集まる出雲の地においては、「神在月」(かみありづき)となります。

そのほかにも、10月は神様に縁のある異称がいろいろとあります。

雷無月(かむなしづき)

鎮祭月(ちんさいげつ)

鏡祭月(きょうさいげつ)

さらに──

陽月(ようげつ)

良月(りょうげつ)

大月(たいげつ)

吉月(きちげつ)

など、縁起の良い呼び名が多数あります。

そしてさらに──

上冬(じょうとう)

開冬(かいとう)

立冬(りっとう)

小春(しょうしゅん)

というのもあります。

旧暦では、10月から冬が始まるとされていますが、冬が始まったばかりなのに、もう春の字を用いるところが面白いですね。
日本人は案外、気が短くてせっかちな性分なのかもしれません。

関連記事→11月は霜月(しもつき)

-暮らし歳時記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

「冬至」と「冬至日」はどう違う?

「冬至」と「冬至日」は、似ているけれど違うものです。 どう違うか、ご存じでしょうか。 冬至とは、1年で最も昼が短く、最も夜が長くなる日のこと。 冬至日とは、冬至の日の前後約1ヶ月間のこと。 そういう違 …

夏バテ予防のカギは自律神経・睡眠・汗・水・ビタミンB1

日本の夏は高温多湿。 そのため、 体がだるい 食欲がない よく眠れない といった不快な症状に悩まされることがあります。 しかし、暑さで体がだるくなるのは、 「あまり動き回らないでね。熱くなった体の熱を …

11月は霜月(しもつき)

●11月の別名・異称・愛称 11月の別名は「霜月(しもつき)」です。 霜見月(しもみづき) 霜降月(しもふりづき) と呼ぶこともあり、11月になると寒冷地ではいよいよ霜が降り出すことから、そう名づけら …

7月は文月(ふみづき)

●7月の別名・異称・愛称 7月を別名「文月(ふみづき)」と言います。 七夕月(たなばたづき)と呼ぶこともあり、日本では7月7日に七夕祭りが行われるので、そう呼ばれるようになったのでしょうね。 七夕の夜 …

12月は師走(しわす)

●12月の別名・異称・愛称 12月の別名は「師走(しわす)」です。禅師のような落ち着いた人物も走り出すほど忙しい時季、という意味です。 極月(ごくげつ)と呼ぶこともあり、これは1年の最後の月という意味 …

言葉をたくさん知っていると、話すのも書くのも自由自在。頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!

当サイト「言葉力アップグレード」は言葉の世界を豊かにし、話し方・書き方をレベルアップする技術を紹介しています。どうぞご活用ください。

follow us in feedly