言葉エッセイ

Amazon Kindle 電子書籍・個人出版から広がる新しい世界

投稿日:2017年5月8日 更新日:

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今ほど多くの人が文章を書く時代はかつてなかったはずです。

電子メール、HP、ブログ、メルマガ、ツイッター、フェイスブックと、コンピュータを駆使した「ハイテク作文」の交信ステージが多種多様に広がっています。

コンピュータは世界を大きく変えました。

ハイテクノロジーの進歩に伴い、新たな情報機器が身近に定着するのは歓迎すべきことだと思います。

出版の世界にも劇的な変化がありました。

私のように無名の個人が本(電子書籍)を出版することが可能になったのです。

●巨象と蟻


新聞社や出版社のように情報媒体としての力を持っていなくても、また、資本がなくても、無名の個人が不特定多数に向けて情報を発信できる、それは素晴らしいことだと思います。

むろん、その影響力はたいていの場合微々たるもので、大手メディアを発信元としている有名作家の本には遠く及びません。

あちらが巨象なら、こちらは小さな蟻です。

巨象はただそこにいるだけで周囲の注目を集めることができます。

しかし蟻は、同じコロニーの者同士が互いにその存在を認め合うほかは、ほぼ無視されます。

今のところ、私も蟻のようなものだと自覚しています。

なにしろ、私の原稿が活字になって喜んでくれるのは家族や友人だけなのです。
↑要するに、仲間うちで読まれているだけですね。

それでも私は、書くこと・発信することをやめません。

たとえ一人でも読んでくれる人がいて、身贔屓だとしても、「もっと読みたい」と言ってくれると、このうえなくうれしいからです。

そして、発表できる場があるのは、それだけでありがたいことだと思っているからです。

そう感じているのは私だけではないでしょう。

誰しも、精魂傾けて書き上げた原稿を埋もれたままにしておくのは忍びないだろうと思うのです。

いったいどれだけの人が読んでくれるのか、心許なくても、発表するチャンスがあるなら、ぜひ挑戦したいと思うでしょう。

●電子書籍の市場を育てるということ


書いたものを発表する場があるとないとでは、張り合いがまったく違います。

幸いなことに、今はパソコンやスマートフォンといったコミュニケーションツールが普及し、個人のHPやブログなどから情報を得る人が増えています。

個人が出した電子書籍をダウンロードして読む人も増え続けています。

読者がいたとしてもごく少数で、細々としか売れないとしても、いつの日か大ヒットする可能性がまったくないわけではありません。

その日を夢見て、私たちは書き続けていくのだと思います。

あきらめずに継続することに価値があります。

続けるからこそ、うまくなる、成長する。

と私は思っています。

発信の場、つまり電子書籍の市場を育てていくことも忘れてはなりませんね。

著作権侵害、プライバシー侵害、誹謗中傷など、ルール違反が横行し、著しくモラルが低下すれば、業界は著しく混乱するでしょう。
そうなれば、売れるものも売れなくなります。

やがては市場閉鎖、なんてことになったら大変です。

というのは大袈裟だとしても、今や伸び盛りの電子書籍市場の足を引っ張るような真似をして、読み手・書き手ともに、得るところのあるわけがありません。

電子書籍は、加速度をつけて市場を拡大しつつあります。

この状況は、単にテクノロジーの進化がもたらしたものではないはずです。

多くの人が読むこと・書くことを欲し、できれば世界と交信したいと望んでいる証でもあります。

俺にも言わせろ。

私にも言わせて。

と言いたくても言えなかった時代に逆行するようなことだけは断じて避けたい。

私はそう考えています。

●まとめ


電子書籍・個人出版が可能になったおかげで、有名・無名を問わず、誰でも情報発信ができる時代、つまりは「俺にも言わせろ」と言える時代になりました。

これは歓迎すべきことだと思います。

言論の自由、そして情報発信の自由があるというのは、本当に素晴らしいことです。

この自由を守っていくために、情報の送り手と受け手の双方が、モラルを高めていくことが必要です。

著作権侵害、プライバシー侵害、誹謗中傷など、ルールに反することは断じてしない、と私は肝に銘じています。

ルールに反する悪質な情報を許すこともしてはなりません。

悪質な情報に遭遇した際は、無視するに限ります。

しかるべき機関に通報するという手段もありますが、私たち個人にできる最良の選択は、無視すること・相手にしないということに尽きるのではないでしょうか。

「この電子書籍の書き手は低レベルだな」と思ったら、二度とアクセスしないようにすればよいのです。

そうすれば、

私たちは読むに値するハイクォリティな情報を求めているんだよ。

と無言のうちに伝えることができると思うのですが、いかがでしょうか。

関連記事→電子書籍と紙の書籍、それぞれのメリット・デメリットを著者の立場から考えてみました

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