私は読んだり書いたりすることが仕事なので、家でくつろいでいるときも頭の片隅ではつねに、言葉にまつわるアレコレを、なんとなーく考えています。
なんとなく頭に浮かんでは消えていく言葉。そしていろいろな思い 。
そんなものを書き出してみました。
ちょっと固い話になってしまうこともあれば、ぐっとくだけて柔らかい話になることもあると思います。
まずは固い話から、読んでくださいますか。
●文字文化のカラオケ化が進行中
●誰もが「自分を語りたがる」時代
情報通信端末の世帯保有率は、携帯電話・PHS・スマートフォン/94.5%、パソコン/75.8%にのぼるそうです。
(総務省「平成24年通信利用動向調査」)
これにタプレット端末を加えると、さらに普及率は上がるでしょう。
SNS、ブログ、メルマガ、HPなど、不特定多数の人とのコミュニケーションを可能とする場も多種多様に用意されています。
それを受けて、実に多くの人が「自分を語る」ようになりました。
●wwwの世界で、なんと日本語が第6位
World Wide Web(ネット上の文書公開・閲覧システム)は世界中に張り巡らされ、膨大な量のテキスト情報が行き交っています。
そこで最も多く使用されている言語は英語で、次に中国語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語と続き、日本語は第6位にランクインしています。
(2013年12月末時点、出典/Internet World Stats)
↑ちょっと待って!!
www言語の中で、日本語が第6位って、すごいことじゃない!?
だって、日本語を母語とする人の数は、推定約1億3400万人でしょう。
↑その5人に4人強がインターネットに文章を投じている計算になるわけですね。
これはすごい!!
いや実際は日本人の5人に4人とまではいかないとしても、学業や仕事の現役世代ならば、その大半の人が日常的にメールやLINEを使い、ネットに書き込みをしていますよね。
●俺にも書かせろ!!
www言語の中で、日本語が第6位にランクインするくらいですから、私たちは世界に冠たる「筆まめ」といってよいでしょう。
急ぎの用事などなくても、とにかく一筆啓上せずにいられないのです。
書けば書くほど、「もっと書きたい」「伝えたいことがまだいくらでもある」という心境になっていきます。
じゃ次は私。
俺にも書かせろ。
という声が聞こえてきそうです。
一度握ったら放さない。
というのに似た状況なのかもしれません。
●女性の口説き方・男性の口説き方
続いて、次はぐっとくだけて、柔らかいお話をひとつ。
●きれいな女は「けなしつつ褒める」とイチコロかも
男性が女性をその気にさせたいとき、いきなり、
と言っても成功しないでしょう。
あっち行ってよ!!
と叱られて撃沈するのがオチです。
ですから、そこはまず相手にいい気分になってもらうため、惜しげもなく褒め言葉をふりかける、というのが常套手段ではないでしょうか。
可愛いなあ。
いい女だ。
こんないい女、見たことがない。
そう言われて悪い気のする女はいないでしょう。
でも、ある程度気心の知れた仲なら、
ただの友達から恋人に昇格したいと望んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょう。
たとえば、こんなふうに言ってみるのです。
↑笑いを含んだ甘い声でそう言われて、もうイチコロだった、という女性もいます。
●男性には「さしすせそ」
男性には、どんな言い回しが効くのでしょう。
知り合いのある男性は、「さしすせそで押しまくれ」と言っていました。
さしすせそ?
どういうことかというとですね──
知らなかった!
すごい!
センスいい!
そうなんですか!
──この5つを連発しろ、ということなのです。
●チクリと毒を刺しつつ褒める
しかし、「さしすせそ」もいいけれど、あまりにもヨイショ見え見えなので、相手にドン退きされてしまうかもしれません。
特に、デキる男に対して、この手は使いにくいでしょう。
ならば、「きれいな女は、けなしつつ褒めろ」というあの裏技を応用して、男性にも、その手で迫ってみようではありませんか。
ストレートに褒めるのではなく、チクリと毒を刺しつつ褒めるのです。
あなたがそんなこと知ってるなんて、あたし、ちっとも知らなかった!
そのドヤ顔、すごい! 可愛い!
あなたって、センスだけはいいよね〜!
えっ、そうなの? 素直に信じちゃうよ!
↑褒められてるのか、けなされてるのか、よくわからないところがいいでしょう?
以上、私なりにひと工夫したつもりですが、果たしてどれほど効き目があることか。
うまくいったよという場合にのみ、お知らせいただけますなら幸いです。