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ビジネスマナー/言い間違いに気をつけよう

投稿日:2017年3月28日 更新日:

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日常よく耳にする言葉であっても、実は誤った言葉遣いだということが、よくあります。

たとえば「取り込む」と「立て込む」。

↑このふたつは、どちらが正しい言葉遣いなのでしょう。

もちろん、その場の状況により、どちらがより適切かが左右されます。

こういう場合はこの言葉、ああいう場合はあの言葉というように、より適切な表現ができるようになっていきたいものですね。

●取り込む・立て込む


忙しそうに立ち働いている人、または、不意の出来事や不幸などのためにごたごたしている様子の人に用事があるときは、

「お取り込み中、恐れ入りますが」

「お取り込み中のところ失礼します」

というように声をかけますね。

「ただいま取り込み中ですので、のちほどまたご連絡ください」

と、断りの方便に用いられることもあります。

「取り込む」と「立て込む」は語感がよく似ているので、つい混同してしまうようです。

「立て込む」という語の意味は、

「(人で)混む」

「(物事が)込み合う」

「ひしめく」

「ごたつく」

「ごった返す」

などで、「取り込む」という語と意味が重なる部分があります。

しかし────
「お取り込み中」とは言っても、「お立て込み中」というのは、私は聞いたことがありません。

「ただいま立て込んでおりますので、またのちほど」

というのなら聞いたことはあります。

「お立て込み中、恐れ入りますが」

と言う人がいたら、それはおそらく、住居やビルを建築中の相手、あるいは撮影現場で大道具などを「建て込み中」の相手に呼びかけているのでしょう笑(そんなの滅多にないことですが)

●ですっけ?


不確かなことを確かめたいとき、「~だっけ?」と訊くことがありますね。

少し丁寧に言いたいときは「~でしたっけ?」となります。

私の知り合いのある人は、「~ですっけ?」というのが口癖でしたが、あれはなぜなんでしょう。

「~でしたか?」と過去のことを問いたいのだけれど、今ここで訊くのだから、「~ですか?」としたほうがいいかも。

と、よけいな文法的意識が働くのでしょうか。

それにしても、「ですっけ?」にしちゃうのはスゴすぎるでしょ。
「これほど語感の悪い言葉を苦もなく口にするあんたがこわい」と言いたくなります。

●ご理解しにくいかもしれませんが


自分にとってわかりづらいことは、「理解しにくい」と言って間違いではありません。

人に対して言うときは、丁寧語の「ご」をつけて、「ご理解しにくいかもしれませんが」とすることがあります。
しかし、↑これは適切な表現ではない、とされています。

「ご理解になりにくいかもしれませんが」

と言えば、適切な表現となります。

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●お陰様をもちまして

「お陰で」

「お陰様で」

「お陰様をもって」

というように、「お陰」のあとに続く語が長くなるほど丁寧さを増すようです。

もう一押しということで、

「お陰様をもちまして」

と言う人もいるのですが、これは明らかに誤った言い方だとされています。

「お陰様をもって」の「もって」は、漢字で書くと「以て」となります。

「以て」ではなく「持って」ならば、「持ちまして」と丁寧表現することも可能ですが、
「以て」は助詞の「で」に相当する言葉なので、
「以ちまして」と言い換えることはできません。
「お陰で」「お陰様で」「お陰様をもって」というのはOK

「お陰様をもちまして」はNG

ということですね。

●お気に入り

「イタリア料理なら、あの店がオススメです。私のお気に入りなんです」

というように、自分の気に入っているものを「お気に入り」と言う人は少なからずいらっしゃいます。

↑「お」をつけて丁寧に表現しているつもりなのでしょうが、それは自分の顔を「お顔」と言うのに等しい間違いではないかしら?

「私のお気に入り」

「あなたもきっと気に入ると思います」

なんて言うのは、それこそ敬語の精神に真っ向から逆らった表現でしょう。

「イタリア料理でしたら、あの店がオススメです。
私はとても気に入っています。
あなたもきっとお気に召すと思います」

と言うようにすると素敵ですね。

●まとめの一言


間違った言い方を覚えて遣っていることって案外多いようです。

場の状況に応じた適切な言葉遣いができるようになるには、耳で覚えた言葉の一つひとつを、「この言い方、本当に正しいのか」と疑ってかかる必要がありますね。

関連記事→言葉のマナー/何にでも「です」をつければ丁寧語になるわけじゃない

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