というのは、誰しも願うことですね。
であるにもかかわらず、
目上の方がせっかくいいお話を聞かせてくださったのに、たいして喜びもせず、
といわんばかりの横柄な態度をとる人もいます。
私などとても恐ろしくてそんな真似はできませんが、自覚のないまま、そう思わせてしまうこともあるようなので、気をつけなくては〜!!
●大変参考になりました
人にものを教わったとき、あるいは助言を受けたときは、「ありがとうございます」と言って頭を下げるのが礼儀でしょう。
私も礼儀を守っているつもりです。
「ありがとうございます」と心からお礼を述べ、「大変参考になりました」と、一言付け加えることもよくあります。
でも、そんなとき、相手の方があまり良い顔をしてくれないこともあるのです。
何故でしょう???????
考え抜いて、ようやくわかりました。
「参考」とは、手がかりのことを指す言葉です。
ですから、
と、相手の方は口にこそ出さないまでも、実はご立腹だったりするのです。
そうとも知らず、「参考になりました」「参考にさせてもらいます」なんて言い続けていると、
と顰蹙をかうのは必至です。
ではどうすればいいのでしょう??????
と年長者に訊いてみました。
という気にさせるには、
の一言が効くそうです。
「参考」ではなくて「勉強」
ただそれだけの違いですが、相手に与える印象はがらりと変わるとのことです。
●とても感心しました
と心から言っても、相手の方にしてみれば、
ということになってしまうようです。
え~、私、決してそんなつもりではないんですけど。
でも。。。私自身、人にそう言われたらどう感じるだろうと、想像してみました。
う~ん、ばかにされたとは思わないまでも、決していい気持ちはしないかも。
いい話を聞かせてもらって、実際に「すごい」と感心しているのだったら、素直に「感心しました」と言っていいんじゃないかという思いもあるのですが、言い方によっては、その気持ちがうまく相手に伝わらないこともあるのです。
ですから、これからは私、「とても感心しました」と言う代わりに、
と言うことにします。
「感心」ではなくて「感銘」。
これなら上から目線にならないはず。
●いつでもお教えします
と言われたとして、あなたはどう感じるでしょう。
私なら、「親切な人だな」と好感を抱くと同時に、「ものの言い方を知らない人だな」と、軽く失望を覚えてしまうでしょう。
と言ってもらえたら、その人は満点だったのです。
惜しいっ!
●ご指導していただきたく
私は仕事上お世話になっている方々に新年の挨拶をする際に、
と言っていた時期があります。
今なら絶対にそうは申しません。
「ご指導していただきたく」というのは、「指導してくれ」「指導しろ」と注文をつけているようなものだ、と知ったからです。
「~してください」式の表現はなるべく慎むのがよろしいようです。
↑問題となるのは、「~して」という部分です。
前述の例でいえば、
とすればよかったのです。
●まとめの一言
目上の方に喜ばれる「ものの言い方」をいくつかご紹介しました。
これらのフレーズを、ぜひ頭に入れておいてください。
ちょっとした言葉ひとつで、目上の方のハートをつかむことができます。
先輩、上司、取引先の方など、上の立場にある方々に好感を持っていただくことは、仕事上とても大切なことですね。
言葉の遣い方次第で、良い結果を生み出すことができます。