というように、言いたいことをいくつも並べると、だらだらした長文になってしまいがちです。
読む側、聞く側としては、複数の事柄を続けて読まされても(聞かされても)、掴みどころがなく、結局何を言いたいのかわかりません。
「が」で区切られる各文節の、それぞれが意味するところは理解できます。
しかし延々と続けられると、次第にわけがわからなくなります。
それで結局、書き手(話し手)が何を伝えようとしているのか、肝腎な点を把握することができません。
と文句の一つも言いたくなります。
●だらだら書くと、確実に太ります!
だらだらと続いて要領を得ない文章ほど、読み手にとってやっかいなものはありません。
締まりのない文、むだに太り続けた文は読みにくく、人に敬遠されます。
そこで、なのですが、
やたらと「が」を使用して長々と続けることをやめてみましょう。
ムダを省いて、文章のダイエット&シェイプアップをはかるのです。
●人が読みたくなるのは、適度な長さの文
また、書いた人自身の思考能力が高まり、むずかしいことをわかりやすく伝えることができるようになります。
●一文を短く、簡潔に!
長々と続く文よりも、短い文のほうが、より内容を把握しやすいといえます。
一文を短く簡潔にまとめることをおすすめします。
ただし、短ければいいというわけではありません。
長短を問わず、文が意味をなしている必要があります。
それがなされていない例を挙げます。
文が細切れになっていますが、本来、どこで区切れば適切なのか、考えながら読んでみてください。
「お世話になっています」はビジネスの挨拶で。
「いつもお世話になっております」と。
電話、メールでは。
最初の一言目は「お世話になっています」で。
決まり文句になっているし。
「いつもお世話様です」と言う人もいるけれど。
でもこれは本来、親しい人だけしか使えない言葉だと。
最近知ったのだ。
近所の人や親戚の人に「お世話様です」と言うのは失礼じゃない。
とされるのは。
「お互い様だもんね」と双方が承知しているから。
などという前提があるのだけれど。
それほど親しくない人や年長者の人に「お世話様です」と言えば。
「なにを偉そうに」と。
不快な気持ちにさせてしまうことがあるので気をつけたい。
<ここが残念!>
●ヒップホップを想起させるようなノリのいい文言が並び、これはこれで味わいがあるのですが、読むとなると、ちょっと疲れます。
●一文ずつ改行するという手法は、ブログなどでよく用いられていますね。
私のこの記事も、そういう書き方をしています。
「読みやすく」「わかりやすく」と配慮をしているのです。
しかし、上の例文のように、文を細切れにしてしまうと、読みにくく、わかりにくいものになってしまいます。
ビジネスの場では、「お世話になっています」というのが挨拶のようなものだ。
電話やメールでも、最初はまず「お世話になっています」が決まり文句になっている。
敬語に通じた人になると、「いつもお世話になっております」と謙譲語を使う。
「いつもお世話様です」と丁寧語を使う人もいる。
「様」をつければ、より丁寧な言葉使いになるだろう。
だが、「お世話様」というのは本来、親しい間柄だからこそ使える言葉なのだということを、最近になって知った。
職場の同僚、日頃行き来しているご近所さん、親戚などには、「お世話様」と言って失礼にあたらないとされている。
「世話をかけたり、かけられたり、お互い様だ」と双方が承知している、という前提があるからだ。
年長者や上司、顧客に向かって「お世話様です」と言うと、「おまえごときが、なにを偉そうに」と不快な思いをさせてしまうことがあるようなので、この点は気をつけたい。
<解説>
●「主語」と「述語」が一つずつあり、ある一つの意味をなす状態になったとき、そこを文の区切りとすると良いでしょう。
●文と文をつなげたほうが、より意味が伝わりやすい場合は、「〜だが」「〜なので」などの接続詞を用いてつなげてください。