暮らし歳時記

2月の寒さ対策、ヒートテック重ね着のコツ

投稿日:2017年12月26日 更新日:

2月は一年中で最も寒い時季です。

寒いので更に着物を重ね着することから、

2月を別名「衣更着」(きさらぎ)ともいいます。

「如月」と書いて、同じく「きさらぎ」と読むこともあります。

●「きさらぎ」なのだから、どんどん厚着をしよう

2月を別名「衣更着」(きさらぎ)というくらいですから、寒いと感じるときは、どんどん厚着をしてよいと思います。

特に女性の場合は、男性よりも多くの皮下脂肪がついていても冷え性だということが多いので、寒さから身を守る必要がありますね。

私も女性によくある冷え性タイプなので、冬場は何枚も着込みます。

肌着
シャツ
セーター
ジャケット
コート

と、数えてみたら5枚も6枚も重ね着していたなんていうことがよくあります。

↑これだけ着込むと、外にいてもさほど寒さを感じません。

さらに必要に応じて、手袋、帽子、ブーツなど、防寒用の装身具を活用しています。

その点、身体に脂肪がたっぷりついているメタボ体型の男性は、どちらかというと暑がりのようで、うらやましいくらいです。

私の知り合いのある男性は、気温零度前後でもシャツとセーターだけで外出して平気だと言っていました。

同じ男性でも、痩せ型の人は、やはりコートが欠かせないでしょう。

シャツの下に厚手の肌着、ズボンの下にタイツ(というか、ももひき)なんかも着けるとあったかいでしょうね。

着ましょうよ、遠慮なく。
きさらぎなのですから。

●汗をかいたら、インナーを着替えよう

寒さ対策としてしっかり着込むことは大事ですが、暖房の効いた電車の中などでは、暖かすぎて汗ばむほど、というのが困ります。

汗をかくと、その汗が蒸発する際に身体の熱を奪うため、ゾクゾクッとすることがあります。

↑ですから私、外出先で汗をかいたとき用に、予備の肌着をいつも持ち歩いています。

汗を吸った肌着を着たままでいると身体が冷え、風邪をひくおそれがあるため、新しい肌着に着替えるのです。

コート、ジャケット、セーター、シャツと何枚も脱ぐのは大変ですが、肌着を新しいものに取り替えると、気分がすっきりしますし、さあこれで安心、と思えます。

●駅の多機能トイレをちょっとだけ使わせてもらう

冬に限らず、夏場も、汗をかいたらこまめに肌着を取り替えるということが、健康を守るうえで大切ですね。

問題は、どこで着替えるか、です。

駅のトイレは狭いので、多機能トイレが空いていれば、そちらを使わせてもらいます。

多機能トイレは本来、車椅子の方などが介助者と共に入れるように設計されたもので、身体に不自由のない私などは一般の個室トイレを使うべきなのですが、空いているときにちょっと使わせてもらうぶんには問題ないと思います。

多能トイレは広々として使いやすいので、ついでにメイク直しもしちゃおう〜などと、利用時間が長引くようではいけません。

↑その点は特に注意しています。

●肌に密着する小さめのインナーを着ると効果的

肌着というものは、身体が発する熱を逃がさないようにして保温するためのものです。

肌着をつけないと、上にどれほど厚着をしても、身体は温まりません。

ヒートテックの肌着は、肌にびたっと密着して熱を逃がさない仕組みになっているそうです。

でも、やや大きめのサイズを選んでしまうと、肌と肌着の間に隙間ができ、せっかくの保温機能が活かせません。

ヒートテックに限ったことではなく、肌着全般に言えることですが、

ジャストサイズのものを選ぶことが重要なんですね。

私はMサイズでちょうどよいのですが、Lサイズのほうが着ていて楽だし動きやすいからという理由で、Lばかり着ていたことがあります。

↑結果は、あまり暖かく感じなかった〜なのです。

これじゃダメだと思い、ためしにSサイズを着てみたら、ちょっと窮屈だけれど保温効果抜群のように感じました。

以来、私は、冬場はまずヒートテックの肌着Sサイズを着て、寒さの増す1月から2月は、その上にさらにMサイズを着ることにしました。

●襟元が詰まったTシャツは保温効果抜群

年齢を重ねるにつれ、冬の寒さがよりいっそうつらくなっていくので、私も来年あたり、ひょっとすると、ヒートテックの肌着をS・M・Lと3枚重ね着しているかもしれません。

↑でも、それで保温効果が2倍・3倍になるわけではないそうです。

じゃどうすればいいの〜〜ヒートテックを2枚着ていてもまだ寒い日もあるんだよ〜〜という事情により、私なりにいろいろと試してみました。

これならバッチリ!!と思えたのは、

ヒートテックの肌着をSとMの2枚重ね着する。
その上に、丸首の半袖Tシャツを着る。

というスタイルです。

ヒートテック肌着はUネックまたはVネックですから、首から胸元にかけてのあたりがなんとなく寒いな〜と感じて、襟ぐりの小さいTシャツを重ね着してみたのです。

↑そうしたら、すごく暖かく感じましたよ。

胸元を温めるということが大切なポイントなんですね。

胸元さえしっかりカバーしておけば、長袖でなくてもいいんです。

長袖のTシャツを重ね着すると腕が窮屈になりますが、半袖なら楽に動けますし、インナーの段階ですでに着ぶくれ、なんていうことにはなりません。

ヒートテックの肌着+丸首の半袖Tシャツ。

↑このようにして肌に近いところをしっかりと温めていれば、上に着る服を1枚減らすこともできます。

●薄手のストールを首に巻くといいみたい

夜、暖かい蒲団に入っても、首や肩のあたりがスウスウしてなかなか寝つけない、なんていうことはありませんか。

そんなときのため、昔の人は、真綿を入れたショールのようなものを肩当てにしたり、「かいまき」といって、ゆったりとした綿入りの着物のようなものを肌にかけたりしていました。

現代では、そういうのはちょっと大袈裟ですね。

でも、昔の人の知恵はできるだけ拝借したいと思います。

首や肩のあたりがスウスウしてなかなか寝つけないときは、薄手のストールを首に巻いてみましょう。

それだけで、冷気から身体を守ることができます。

蒲団の中でぬくもった身体の熱が外に逃げ出すことを防ぐ効果もあります。

●寝具やカーテンは厚いもの1枚よりも、薄いものを2枚

厚手の蒲団を1枚かけるよりも、薄手の蒲団を2枚重ねがけするほうが暖かい。

ということを知っていましたか。

蒲団と蒲団の間の空気は強力な断熱材となり、中の暖かい空気が外に逃げていくのを防いでくれるのです。

↑その断熱力は、硝子の約20倍とされています。

これと同じ原理で、カーテンも厚手のものを1枚かけるよりも、

薄手のカーテンを2枚重ねがけすると断熱効果が高まるそうです。

窓のサッシを二重にするには改築工事が必要ですが、カーテンを1枚プラスするくらいなら、手軽にできますね。

●風邪をひいたときの民間療法

肌着も蒲団もカーテンも二重にした、それでも風邪をひいてしまった、ということもあるかもしれません。

そうした場合に役立つ、民間療法をいくつか紹介したいと思います。

●ネギの味噌汁

●たまねぎ、長ネギを細かく刻み、出汁をとったつゆの中で煮る。

●そこに味噌を加える。

●ショウガの絞り汁を少し加える。

●好みにより、トウガラシ、セリの葉、三つ葉などを加えてもよい。

●熱いうちに飲んで身体を温め、よく休む。

●卵酒

●日本酒90cc〜180ccを鍋で温める。

●煮立ったところで蜂蜜を加え、火をとめて1分おく。
(こうすると卵がダマになりにくい)

●卵1個をといて加え、とろ火にかけてよくかき混ぜる。

●熱いうちに飲んで身体を温め、よく休む。

●レモン酒

●レモン1個を搾り、そこに熱湯200ccを注ぐ。

●蜂蜜を加え、好みの味に調整する。

●ウィスキーを5〜10ccほど加えて、よくかき混ぜる。

●熱いうちに飲んで身体を温め、よく休む。

●ミカンの丸焼き

●ミカンを皮ごと、アルミホイルに包み、オーブンなどで10分ほど焼く。

●熱いうちに皮をむき、中身を食べる。

●キンカン、ユズ、ダイダイ、夏みかん、ネーブルなど、その他の柑橘類も同様にして使うことができる。

●食べたらすぐに寝ること。

※いずれの場合も、熱いものを飲んだり食べたりして汗をかいたら、すばやく肌着を着替えることが大切。

関連記事→節分は日本のハロウィーン。翌日の立春にそなえて除災招福!!

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