リテラシー向上

「うすっぺらい」ではなく「うすっぺらだ」

投稿日:2020年9月10日 更新日:

形容詞なのか、形容動詞なのか

形容詞の末尾は「い」、形容動詞の末尾は「な・だ」

というのが原則です。

ですから、「キモい」「エロい」「グロい」という新語(珍語?)は、語尾が「い」なので、一応は形容詞なのですね。

では「うすっぺらい」は? これも語尾が「い」だから、やっぱり形容詞?

いいえ、違います。

「うすっぺら」は形容動詞です。

ですから、それは本来、「うすっぺらだ」「うすっぺらな」と変形活用されるものです。

「〜はうすっぺら」「うすっぺら〜だ」

ではなく、

「〜はうすっぺら」「うすっぺら〜だ」

という言い方を覚えてほしいと思います。

名詞の動詞化

「巣ごもりします」という言い方はいいと思うのです。

でも、「巣ごもります」と言われると、何か変だなと感じます。

本来の言い方は「巣ごもりします」ですが、「を」を省略して、「巣ごもりします」となっているわけですね。

「を」を省略したついでに、「します」の「し」まで省いてしまうのは、適切ではありません。

だって、「帰省します」を「帰省ます」なんて言われたら、「いやだな、日本語がなってないな」と思うでしょう?

「伝言をしました」の「を」を省いて、「伝言しました」というのはよいのです。

同じように、「大笑いをしました」の「を」を省いて、「大笑いしました」というのもよいのです。

でも、「伝言ました」「大笑いました」なんて言い方はしませんよね。

「伝言」「大笑い」「巣ごもり」「帰省」といった名詞を動詞化する場合は、「〜する・〜をした・〜をします・〜をしました」とすることが基本です。

前述のとおり、「を」を省いて「〜する・〜した・〜します・〜しました」とすることがあってよいでしょう。

ただ、「します・しました」の「し」を省いてしまうと、とたんに変な日本語になりますから注意しましょう。

関連記事→文章力の勝利!! 国語が「できる」ようになった子は他の科目も成績が伸びる

-リテラシー向上

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

ものの数え方・73選

1つ・2つ・3つ…… 1個・2個・3個…… 「つ」や「個」は、ものを数えるときに使える便利な語で、これを「助数詞」と言います。 そのほかにも、日本語には実に多くの助数詞があります。 たとえば、人数をあ …

「理想」の対義語は□□、「流行」の対義語は□□。

赤字の反対は黒字。 安全の反対は危険。 というように、多くの語に反対の意味を持つ語(対義語)があります。 ある言葉とその対義語をふたつセットにして覚えると、倍の速度でボキャブラリーを増やせるので、日常 …

読解力と記述力アップを目指すなら、悪文こそは最高の教師

私は「神戸まとめの達人運動」に興味をもち、実際に使用されている課題文を拝読しました。 そして、あることに気づいたのです。 まず一つは、 読解力をつける方法、そして、伝えたいことを適切に伝える力を育成す …

〜する、〜させる

〜する・〜させる 加速する 確立する 拡大する 実現する ↑これらはいずれも「〜する」でよいのであって、「〜させる」とする必要はないでしょう。 それでもあえて「加速させる・確立させる・拡大させる・実現 …

読解力を高める「神戸まとめの達人」

「神戸まとめの達人運動」というものがあることをご存じでしょうか。 「まとめの達人」とは、文章を要約する力をつけるための先駆的な取り組みで、神戸市の全市立小中学校(250校)で推進されているそうです。( …

言葉をたくさん知っていると、話すのも書くのも自由自在。頭を整理しながら自分の思いや考えを的確に伝えられるので、いつも気分よく過ごせます。仕事や人間関係にきっと良い影響があるでしょう!!

当サイト「言葉力アップグレード」は言葉の世界を豊かにし、話し方・書き方をレベルアップする技術を紹介しています。どうぞご活用ください。

follow us in feedly